土砂降りと夏の課題図書 | ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

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二人の娘は独立
プレリタイアライフを楽しんでいます♪

引っ越し、海を跨いで11回
いろんな価値観に触れて揉まれて
世界は無限に広がっていて
こうあるべきは一つもないと

これからも柔らかな心で、導かれるように、ワクワクしながら歩いていきたいです♡

おはようございます

あきです



あっついですね…

土用の丑の日には鰻、いただきましたよ〜




そうそう

先日の土砂降り、雷雨、皆様大丈夫でした?


ワタクシ、その日早朝出社、午後から紺スーツで外出の日で

久々にパンプス、ストッキングなんて履いてしまったんですよ


普段スポーツサンダル



で出社しても大丈夫な社風でして、、、この会社の面接以来のスーツ?笑



さて、外出10分前、トイレで身なりをチェックして…と思ったらなんとスカートの裾が全ほつれ!という事態に茫然自失


前の晩には試着していろいろチェックしてあったのに


今やオフィスはフリーアドレス体制で、隣に座る人はどこぞの人?なので助けを求めようにも…だし、さて困った!のでした


とりあえず文具類の在庫スペースに走り、ガムテープを探して握り締め再び会社のトイレへ


裾をガムテープで留めつつ、こんなんじゃ途中で落ちてくるよな…と思うのだが、この時は約束時間も迫りこれしか思い浮かばず


品川駅の港南口のあの長い通路を、裾を気にしつつ小走りし、案の定一箇所落ちてきてることを確認して、山手線に滑り込んで車内に座る


座っている間はなんとか誤魔化せる

最寄り駅までなんとか辿り着き、そこのコンビニでお裁縫セットを探そう


ちょっと気持ちを落ち着かせて足元を見ると、なんとストッキングの足の甲に大きな穴…

え?さっきは大丈夫だったのにいつ?どうして?と俄かに頭の中は忙しくグルグル


あそこのコンビニで買って、あそこのトイレを借りて…と算段して約束の地の地下鉄駅に辿り着く


地下鉄出口で人、人、人

え?雨宿り?

おぉ…あの土砂降りと雷雨にぶつかってしまったのでした…


英語で土砂降りは


It’s raining cats and dogs


まさに犬猫降る勢い

受験の時の英語を未だに覚えているとはと苦笑しながら

オマケにいつ私に落ちてもおかしくない雷の爆音と稲光に恐れ慄き


折り畳み傘などなんの役にも立たず、コンクリの建物の中へ入りつつ移動して

ここで雷に打たれて死んだらあのへそくりいつ見つかるかなとか

変なことばかり考えて


辿り着かねばならない場所は駅から歩いて8分ほど

約束の時間には余裕があるぞ


コロナ前以来のパンプスには雨水が入り込み、ビシャビシャと水たまりに足を突っ込んでいるかのよう


途中のコンビニでストッキングを買うも、裁縫セットは無し

仕方ない、向こうでガムテープを借りるか


なんとか辿り着いてトイレに駆け込み、靴の中の水を捨て、足を拭いてストッキングを履き替えるも、湿った足から脱ぐのも履くのも一苦労


オマケに久しぶりのストッキングが足に馴染まず、なんとか押し込んでいる感じもしなくもない


ここで何してるんだろう


なんだかとても惨めな感覚に襲われ、鏡の前で疲れ切った自分の顔を少し見ては顔を背ける

こんなボサボサに濡れて乱れた髪の毛にマイナスに落ち切った顔

人前に出られない…


と、その時1人の若い女性がトイレに入ってきた

自分の娘の歳の頃だろうか

ダメ元で聞いてみよう


お裁縫セットお持ちではありませんか

できたらお借りできませんか


私が若い頃は必ず持ち歩いていたこの小さなセットも今ではできるだけ荷物を軽くするためにまず持ち歩かない

持っていなくてもそれはそれで仕方ないと腹を括りました


が、予想に反してバッグを探り小さなケースを差し出してくれて

余程困っていたように思われたか、針に黒い糸まで通してくれて、、、

もう泣きそうになりながらお借りしましたよ😢


ガムテープもありますから、あちらで返してくれたらと渡してくれて、これ以上は何もできないとも言いたげな済まなそうな顔でトイレを出て行きました


その針と糸で簡単に数箇所留めて、ガムテープでも更に補強できた!


顔も少し直すくらいの余裕もできて、髪もクリップで結い上げて

なんとか頑張れそう!


トイレから出たところで彼女に深々と頭を下げてお礼を言ってお返ししたところで直ぐに約束の時間になったのでした


無事用事を済ませて彼女を探すももういない


本当にありがとう

彼女の笑顔は女神様のように見えました


トイレで顔を直した時、もう底見えしていたエレガンスのコンパクトパウダーが崩れて、スーツに溢れ落ちたことなんて本当にちっちゃなこと


それでも今までこんなことなかったのに…


建物の外に出るともうすっかり雨は止んで

ほんの30分ばかりの間のことでした


ついていない日ってあるのね


今年は6月の末に夏越しの祓えの茅の輪くぐりをしていなかったな


とか


今朝は夫の入れてくれたコーヒーをサーモスに入れ損なってたわ


とか


いつもと違うことを頭に思い出して

友人と家族LINEにガルガル書いてぶつけて

皆に笑われながら、お疲れ様〜と返信してもらってやっと落ち着いて


帰宅後の夕飯はカレーを仕込んであるからあと数品副菜作ればよくて、それだけは助かったし


大体将来につながるような悪いことじゃない


長女はこの日から夜行バスで集中豪雨の被災地ボランティアに出掛けて、時折り様子を送ってきてくれる


畳が水で膨らんで10センチ以上になっててすごく重くて、とか


我が子ながら本当に偉いよなぁと思ってしまう

被災したことに比べたら、私のついてないことなんて本当に小さなこと




気を取り直して図書館に本を借りに行きました


東京ステーションギャラリーで開催されている甲斐荘楠音展



に出品されている「横櫛」が表紙のこの本



第6回日本ホラー大賞を受賞している表題の短篇を含む四篇からなる短編集

「ぼってぇきょうてぇ」とは岡山県の方言で

すごい怖い という意味


大正時代の岡山県の小さな貧しい村落に潜む人間の業をじわりじわりと見せてくれるこの短編集には少々参りました


最近の小説はどうも作為が過ぎている感じがして

読んでも面白いという感覚が無かったし


事実は小説より奇なり 


実際そうと信じていて、実際に起こることの方が余程怖いしね


でも、これはほぼノンフィクションでしょうと思わせる何かがあります


小さな貧しい村落で、自分を殺して生きねばならない女、想像を絶する境遇なのだけど間違いなく事実としてあって、大抵村八分にされ蔑まれ、それでも男の好奇の目には常に晒され、その女に嫉妬する女もいて…



なぜアダムとイブは原罪を背負わねばならなかったのかを改めて認識します


人間の背負っている業、男女の業

悲しく恐ろしいです


岩井志麻子さんて、全然知らなかったのだけどタレント業もされてるの?かしら?

そうとはとても思えないほどの筆力でした


甲斐荘の絵の表紙がピタリ!




あとの二冊はこの夏の課題図書として夏休みにじっくり読もうと思います^ ^







朝晩は少し涼しくなったような気もします

気のせいかな?

台風、大雨の続く地域もまだまだ多そうですね😢

皆様ご無事でありますように…



そして、どうぞ皆様お健やかに♡