生命の庭 東京都庭園美術館 | ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

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二人の娘は独立
プレリタイアライフを楽しんでいます♪

引っ越し、海を跨いで11回
いろんな価値観に触れて揉まれて
世界は無限に広がっていて
こうあるべきは一つもないと

これからも柔らかな心で、導かれるように、ワクワクしながら歩いていきたいです♡

おはようございます

あきです
 
 
 
仕事の合間を縫ってこちらにお邪魔してきました
 
東京都庭園美術館で開催の
 
生命の庭ー8人の現代作家が見つけた小宇宙
 
 
この展覧会、評判がすごーく良いのは分かっていたのですが
 
2号の成人式前撮りの準備でバタバタ
1号も私も着物を着ることになってしまい
(母の陰謀…泣)
小物3人分揃え、半衿付け、陰干しし…
慣れた人ならともかく大嫌いな着物仕事で死にそう…

オマケに仕事も11月いっぱいで今使っている共有データベースが使えなくなるから、11月中にデータを全てコピーしなくちゃということが発覚!~~~w

もうすぐ師走だし、、、なんだかオセオセモードの中
どうしようかなと迷っていたのですが
 
いやいや迷ったらGO~♪
 
そんな時にうゆ3さんのブログに触発されたのもあり
 
制限時間は移動時間も含めて2時間!という中、大急ぎで見てきました
 
はぁ~、、、すごく良かった、、、
 
 
 
東京都庭園美術館
 
大正期、フランス留学中にアールデコに魅せられた朝香宮御夫妻
帰国後の昭和初期にフランス人芸術家アンリ・ラパンと共にアールデコの精緻を極めた自邸を目黒に建設したものです
そして今は庭園美術館として一般公開されています
 
 

 
 

 
 
今回の展覧会は、このアールデコの室内装飾に合わせ8人のアーティストの作品が展示されているわけなのですが
 
実際にどんな風にアート作品が展示され、その生活空間に調和しているのか
とても楽しみな展覧会でした
 
 
 
 
写真がとんでもなく下手で申し訳ない一枚
淺井裕介氏の作品3点が「大広間」に展示されていたので
鏡を通して全て一画面に収めようと試みた失敗作です(^^;
 
 
マントルピースの上には鹿の角の先に鹿の頭部が施されているオブジェ
大広間の壁一面には鹿などの生き物の巨大な泥絵
そして床の真ん中にまるで茨の冠のような作品
 
 

これ、塗料に鹿の血とあるのですよ
生命をいただいての作品ということをまざまざと感じます

 
 
彼の作品は「第一階段」の壁にも飾られていて
 
 
なんともしっくり馴染んでいて本当に素敵♡
 



こちらはアンリ・ラパンがデザインした「香水塔」のある「次の間」
その窓全体にまるで飴細工でできた透かしガラスのような山口啓介氏の作品
 
 
一つ一つに植物が入っていて
日の光が差し込んでできる影も美しい
 
 
山口啓介氏の作品は新館へと続くガラス張りの通路にも
 
 
こちらも全て植物なのですが、ドライフラワーのような色合い
 
 
比べてみるとインテリアとしてはこちらの方が落ち着いて見えて好きかも^^
 
新館では氏の大作が4点ずらりと・・・
 
 
左から
花の心臓/原植物のシナプス
花の心臓/蘭、紫の雲
花の心臓/空から降る木、ボッティチェリへ
花の心臓/青宇宙
 
大好きだわ、これ
 
 

そして「大食堂」
 
マントルピースの上にアンリ・ラパンが描いた赤いパーゴラと泉を背景に
加藤泉氏の胎児のような頭部の作品二点

この作品だけを見るとちょっとギョッとするのですが
この壁を背景にするとなんとも馴染んで違和感が無いのが不思議です
 

 

でもやっぱり、このオブジェにはちょっとびっくりするかな(笑)

 

 
とはいえ、このオブジェに負けないこの「大食堂」の堂々たる雰囲気と不思議な調和があると思います
本当に不思議
 


「若宮居間」には佐々木愛氏によるロイヤルアイシングという技法の砂糖を使った作品

経年変化する材料による儚い命の作品かと思いきや、材質は漆喰となっていました
いずれにしても繊細なイメージです
 

 


どこの部屋だか忘れました
真っ暗な中に浮かび上がる楽譜
木漏れ日が揺らめいています

志村信裕氏の作品
 
 
メンデルスゾーンの春の歌
朝香宮様所有の楽譜そのもの

真っ暗なのに、高原にいてこの音楽を聴いているかのように感じます
 
 


この展覧会準備中に逝去したという康夏奈氏の作品
巨大なラフレシアが宙から吊るされ揺らぐのですが
この「殿下居間」の壁の模様と相俟って不可思議な雰囲気を醸しています
 
 


一番可愛らしくて女性が好きそうな部屋「妃殿下居間」
こちらに青木美歌氏のガラス作品がまるで妃殿下のコレクションのように並びます
 
 
 
新館ギャラリー2で見られる氏の作品が鳥肌もので…涙
 
これを見に私は今日ここに来たのね
導かれたのね・・・と
 


 
真っ暗な中に浮かび上がるガラスの煌めき

胞子のような生命の息吹、そして空の大気の動き、小宇宙の存在を感じて動けなくなります

影すらも美しい

まさにうゆ3さんの感覚の通り
 
 
こういうインスタレーションなら何時間でも見ていられますね
 
 
本当に素晴らしかったです

 

 

 
 
 
 
 
 
出口で見守る加藤泉作品
全然違和感なし^ ^
 
 
 
 
 
せっかく来たのでお庭も拝見
 
 
日本庭園は紅葉が始まっていました
 
 
 
西洋庭園は広々として沢山の人が自由に和んでいます
 
 
出口付近の大イチョウの木も美しく色づいて
 
 

 

 

旧朝香宮邸のインテリアを楽しみ

それに馴染む現代アート作品を楽しみ

和洋の美しい庭を楽しめて

 

一度で3度美味しい展覧会でした

 

 

 

アートってやっぱりどこに置かれるかによって見方、評価が大分違ってくるわと改めて

 

夏頃かな、ある大きな美術館での現代アートの展覧会はそれなりに混んでいましたが、

なんとも味気なくてブログにする気にもならず・・・(^^;

 

せっかくの大箱での展示なのだからもう少し工夫がほしいところ

あれじゃ、作家も泣いているんじゃないかと思ったものもありました

 

この展覧会、見る価値があります

おすすめです^^

 

 

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました^ ^

 

良い一日をお過ごしください♡