こんにちは
あきです
今日は身近なLGBTQの話
LGBTQとはセクシャルマイノリティの総称、レズ、ゲイ、バイ、トランスジェンダー、クエスチョニング
本当はもっとあるのでしょうが、1号から教えてもらっているのはここまでです
1号の友人たちは国籍も性別も様々でアメリカ人、ブルガリア人、韓国人、ベトナム人と様々で
旅先でも突然、これからチャットだから、と公園だろうがお寺の境内だろうが構わず数人で携帯でビデオチャットを始めます
彼らの話が聞こえるかと思いきや、ワイヤレスイヤホン使用なので話題は全然わからず、
私は時折その画面に写り込んで手を振るくらい
その中でひときわ仲のいい友人が留学中に知り合ったLGBTQの見た目だけは日本の青年「N」
薬もアリなパーティーなどでも完璧なボディーガード役をしてくれていたので何かと安心でした
家の中での1号と彼とのチャットはイヤホンを使わないので、それはそれは騒がしい
女同士の会話でもこんなにうるさくないだろうと思うくらい、1号も彼もしゃべるしゃべる
日本人だけの中では完全聞き役の彼女からは考えられないくらいしゃべり倒しています
それだけ私も気を許していた彼ですが
ある日突然1号からNが危ない、死にたいと何度も言っては泣いていると相談がありました
留学中はそれほど気にならなかった彼の本来の性別
日本帰国後は、この性の不一致に対して周囲の理解が無いのが本当に辛いと鬱状態になってしまっているようでした
とりあえずすぐに付添ってクリニックに行くように勧めたのですが
そこでいろいろ1号から話を聞くことができました
恐らくこの大きなテーマの一部だけなんだろうけれど、この時代だからこそちょっとシェアしたいなと
LGBTQ
そもそもの社会システム、そもそもの教育の中で当然のように育った人の無意識レベルでの差別(例えば、相手に向かって彼女いる?彼氏いる?という異性が好きという前提での会話もそうだし、単なる好奇心でその人の性的行動を聞いてしまうことも含まれたりします)はもちろんのこと
もっと細かく言うと、恋愛対象でも性の対象ではなかったり、その反対もあり得て、実は非常に複雑で安易に他人が評価できない問題だったりするようです
日本社会はその辺が面倒くさいので男と女という二つに分けてしまっていて、本来性別って幅広くグレーゾーンであって白黒に分けられるものではないし、その白黒の間のグレーゾーンを行ったり来たり変化するものなのだそう
(この辺になると勉強不足で、イメージしづらい)
本来ならば、相手がどうであるか決めつけない、決めつけられてもそれは違うと言える社会であるべきなんだろうなと
カミングアウトという言葉自体が必要でない社会であるべきなんだろうなと話しながら考えました
なんて話している翌日がなんと世界カミングアウトデー(10月11日)だったそうで
生物的な性別、社会的から見られる性別、自分の心の性別(性自認)、
他人との関係においては、性的指向、恋愛指向、自分がしたい格好などなど
本来はとてもデリケートな問題で他人がとやかく言うことではなさそう
1号が小さい頃私がよく言っていた、「女の子なんですから、そういうことはしないのよ」という言葉も本当ならアウトなんですよね
十数年前の駐米時代、1号の幼稚園の時の仲良しの友達に、生まれが中国のアリーがいました
妹はロシア生まれ
親はコーケイジャン(白人)お母さん二人で、二人の子供たちはアダプト(養子)です
それはそれは仲良しの美しい家族でしたが
我が家が帰国し、1号が留学した十数年後の話では
お母さん二人は別れ、それぞれにパートナーが出来ていたとのこと
アリーの小学校の授業参観はそのお母さん2人はもちろんのこと、そのパートナー2人 さらにそのパートナー1人の元夫
つまりお母さん4人とお父さん1人が来ていたとのこと
更にすごいことに元夫は1号とアリーの友達サムのお父さんという人間関係の濃さです
図解しないと分かりづらいかな~~~(^^;
当時のママ友の話を聞いた限り、隠すこともなく堂々としたもの
多分本人たちは、皆で娘たちを応援しに行こう~~~的なイベント感覚だったのだと思うのですが
ここで多くの日本人なら、子供がかわいそうというでしょうね
当時の彼女らを知らなかったとしたら私もそう考えたと思います
でもアリーは愛してくれるお父さんお母さんが沢山いてラッキー!って感じていると思うとは1号の弁
個々人がそれぞれ幸せと思う人生を歩み、それぞれの子どもを愛しているならそれでいいよね
他人を憐れむより、自分の幸せを追求する方が生産的よね、と思ったひとときでした
ジュノンボーイの井手上君ごぞんじですか?
私は知りませんでした
検索してみてください
萌え死にますw
ここでちょっと個人的な話
先日2号の20歳の誕生日を迎え、やっと2人とも成人〜
はぁー長かった…
引越し続きで、国も地域もまちまちだったし、教育水準も常識も幅があり過ぎたところに、情報が今ほど豊富ではなくて…何を基準にしたらいいのやら、それのみならず我が身の処し方も悩むことしばしばで親子でオロオロだったかも
お陰様で逞しいユニークなのが出来上がりました笑笑
帰国直後、日本の公立小学校の先生に、何も出来なくて期待外れですねと酷評された1号は、スナフキン気質を引きずりながらも今や政府系企業でサラリーマンやっておりw、海外研修と勤務を虎視眈々と狙っていて
米国で生まれた2号、何時間も泣き叫ぶ赤子で4歳まで言葉を発せず相談できるところも分からずに障害を心配し、天然ちゃんと陰でママ友(?)達に言われた結構大変だったコヤツも、学年がまとまっているのは彼女のお陰と体育会武道系部活の先輩に言ってもらえたと先日報告があり、このコロナ下でもそれなりに充実したカレッジライフを送っているよう
なんだか泣けた
私が育てたというよりは、周りの方々に助けられて育っていったという方が正しくて、要所要所で米国私立幼稚園、小学校をはじめ、日本人学校や私立中高の先生方に彼女らの良いところを引き出していただいたと思っていて
本当に感謝
この言葉しかありません
時折の他人からの雅びやらグレイスフルやらの評価に、2人の実生活をよく知っている身としては外面の良さを呆れ果てているものの、まぁそれも時として身を守ることにもなるのではと思うことにし、
今から私達のお墓についてまでいろいろ考えてくれていることを先日知らされ、これにも感謝し笑、
しかし、ナンパもあり告られもするも未だ男っ気が無いのがちと不安で、パパを超える人が居ないなんて言うのを見ると、パートナーを見る目を養う視点の教育を誤ったか…いや、何もしてなかったかと本気で後悔することもありますが泣
幸せと思う人生を送ってくれればそれで良しです
9年前の2号の誕生日の日
変顔で撮らせてくれた写真が出てきたので
ちっちゃかったな〜笑
今のところ、Nは落ち着いているようです
良かった・・・( ;∀;)
今日も長い話にお付き合いいただきありがとうございました^^