こんにちは
アキです
すこし涼しい週末
プーシキン展に行きたい衝動に駆られます
さてさて
盛り沢山すぎる名作誕生@東京国立博物館
伊勢物語と源氏物語 その他編
古典文学がアートに与えた影響ということでしょうか
〇〇十年前女子だった私は
何で源氏物語を学んだかというと
大和和紀さんの少女漫画
あさきゆめみし
これしかありません♡
ボロボロになるまで読み込みました
中でも大好きだったのが
夕顔の巻
江戸時代 18世紀
当代きってのプレイボーイ 光源氏
もう切ろうかなと思っている年上の愛人
六条の御息所の所に向かう途中
従者惟光の母のお見舞いに行こうとします
隣家の檜垣に咲く儚げな白い花 夕顔
ひと枝手に入れたいとその家の者に声を掛けたところ
その家の童女が
この上に乗せて持って行ってくださいと
扇子を差し出す
後でその扇子を見ると
和歌が書かれている
心あてに
それかとぞみる白露の
光そへたる夕顔の花
(もしかしたら
夕顔の花が光り輝くほどの
あなた様がいらしてくれたのですね)
この辺りはいろいろな解釈があり
光源氏が来たと知って媚を売るしたたかな女の姿
とか
以前通ってくれていた
頭中将がまた来てくれたと勘違いして喜んだ
とか…
ともあれ
後段を読むと
多くを望まない控えめな女性のイメージ
ですが
それはそれは光り輝く
当時時めく殿方がフラリとやって来たら
そうなっちゃうでしょうね〜〜
で、後日曖昧な関係の源氏の愛人
六条の御息所に呪い殺されてしまいます
この物語をモチーフで表すとすると
夕顔 扇子 檜垣 牛車
となるのですね〜
で、これがアート、美術作品になると
源氏物語 夕顔の巻を表しています
西洋美術だと大体
大天使ガブリエル
白百合の花
精霊を表す鳩
書物を読むマリア様 があると
受胎告知の絵
15世紀 ウフィツィ美術館
これだと大天使ガブリエルが白百合を持っているのが分かりづらいですね😅
三日月に乗ったマリア様 となると
無原罪の御宿りの絵
17世紀 プラド美術館
ムリーリョのマリア様はアイドルのように可愛い♡
となるのですが
この辺りは
カトリック教会が決めた布教のための小道具
ということになりますか
魚だけでイエス様をあらわすというのはあるけれど
モチーフだけでストーリーを表すというのはあるのかな…
人物をあからさまに描かず、周辺の情景や持ち物などによって人物を表す、暗示するものを
留守文様
というのだそうです
この文様を見てパッと源氏物語の夕顔の巻を
想像できるのが
当時の教養だったのでしょうね
そして今回の展示会で一番
これ、部屋に飾りたいっ!
って思えたのがこちら
江戸時代 19世紀
ん?なんかデカい?
シンプルでいい構図だと思うのです
元々は中国で盛んに描かれた蓮池水禽図
中国 南宋時代 13世紀
実際はこちらの絵の方がずっと大きいです
水墨画の要素が加わり
日本でこなれて
酒井抱一先生の手にかかると
こんな感じになるのですね
んー欲しい!
無理だけど
そしてこの後は
国立近代美術館にある
岸田劉生の切通し
道路と土手と塀(切通之写生) 岸田劉生
大正4年(1915)
日本の浮世絵では何度も描かれてきた切通し
江戸時代 19世紀
大胆な構図ですよね
坂を登るにつれ道の頂点が狭まり
その上に大きな空が広がる
これが岸田劉生の手にかかると
こんな風に力強い質感で再現されます
目の前に迫ってくる坂と
登った先にもっと広がるであろう
青々とした空
絵のパワーが凄まじいです
とにかく盛りだくさんで
見応え充分な展覧会でした
東京国立博物館
2018年5月27日まで









