ハンガリー出身のピアニスト、アンドール・フォルデス(マジャール語的にはフォルデシュのほうが正しいのかしら)のDGに残したベートーヴェンが、豪ユニバーサルからCD化されました。






本家のDGが一向にCD化しないのに対し、分家筋の豪ユニバーサルが復刻してくれるとは、ナイスです。


こんにちでは、フォルデスはほぼバルトークの大家というイメージですが、このひとのベートーヴェンもなかなかで、よく知られているのに、クナッパーツブッシュ&北ドイツ放送響との第3協奏曲なんかがありますね。

また、ギーゼキングの後任としてザールブリュッケンの音楽院の教授を務めたことでも知られます(さらにフォルデスの後にはスイスのエッシュバッハーと、素晴らしいピアニストが教授に名を連ねてます)。

協奏曲は、第1番がバンベルク響、第5番がベルリン・フィルで、指揮者はいずれともこの時期のDGの主力指揮者の一人であったライトナー。

この渋さと、なによりライトナーの伴奏によるベートーヴェンのピアノ協奏曲は、ケンプによふ全集があったため、これまでほとんど顧みられなかったのでしょうね。

こういうのは本当に嬉しい(^-^)


ブルックナー 交響曲集

ロスバウト&南西ドイツ放送響


1955年からロスバウトの亡くなる1962年にかけての録音。


ロスバウトと言うと、どうしても現代音楽のスペシャリストというイメージが良くも悪くもついてしまっている(それはそれで素晴らしい功績だとは思いますが)のが個人的には至極残念です。

この人のモーツァルトやハイドンは、彼の世代(1895年生まれ)の中でも際立って清新です。

ロスバウトのブルックナーは殆どまともな形では出ていなかったので(エアチェックを基にしたと思われるCDは流布してますが)、こうした纏まった形で、しかも放送局の蔵出し音源からのCD化というのは、極めて価値があります。

第1番が欠けるのは惜しいですが、そもそも全曲録音をするつもりのものではありませんでしたし、この時代にたとえブルックナー受容の早かったドイツとは言え、第1番は流石に無理があったかも知れません。

むしろ第2番の録音がされていたことの方が望外の幸せと言うべきかも。

ロスバウトの使用譜は基本的にハース版です。
(まだノヴァーク版が出揃っていない時代の話ですし)


予想通りと言うか、やはりこの人らしいサッパリとしたストレートなブルックナーです。
この時代の多くの指揮者がやるようなアゴーギクの多用を極力避けている印象を受けます。


ブルックナーが出たのだから、当然ファンとしては次にマーラーを期待したくなります。
マーラーに関しては、第2番と第8番以外は存在が知られているので、是非発掘して正規音源からCD化してくれると有り難いです♪

指揮者のヘスス・ロペス=コボス死去。

けっこう好きな指揮者だったのに…


手兵、シンシナティ響と録音したマーラーの第9交響曲でお別れ


R.I.P.