2024年7月12日 ニューヨーク市場概況 | ファンダメンタルなアウトローのFX

ファンダメンタルなアウトローのFX

FXトレードの勝ち筋は「勝率を追うのでなく、優位性を
確保する」ことです。個人投資家にはファンダメンタル
分析が必要な時代になりました。AI技術も活用して、
個人がFXで勝てる時代が到来です!

 

  長期金利

 

12日の米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。表面利率4.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は高い)4.18%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに向かうとの思惑が広がるなか、債券買いが優勢となった。

 

米2年債利回り:4.4535(-0.0595)
米10年債利回り:4.1829(-0.0272)
米30年債利回り:4.3959(-0.0241)

 

 

  米国株

 

12日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。終値は前営業日比247.15ドル高の40000.90ドルとなった。昨日発表の6月米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示したことを受け、米利下げ観測を手掛かりにした買いが続いた。本日発表の6月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回る内容となったが、7月米ミシガン大学期待インフレ率が1年先と5年先ともに前月を下回ったことも利下げ期待を後押し。指数は約2カ月ぶりに4万ドルの大台を回復した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、同115.04ポイント高の18398.45で取引を終えた。

 

 

  原油先物

 

12日のニューヨーク原油先物相場は3営業日ぶりに反落した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)で8月限の終値は0.41ドル安の1バレル=82.21ドルとなった。
 時間外では上値を試すも、NY勢の本格参入後からは伸び悩んだ。7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が予想より弱かったことが相場の重しとなり、週末を控えた持ち高調整の売りにも押された。

 

 

 

  金先物(ゴールド)

 

12日のニューヨーク金先物相場は小幅ながらも4営業日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる8月限は前営業日比1.2ドル安の1トロイオンス=2420.7ドルとなった。時間外から利益確定売りが先行し、上値重く推移するなかで6月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ると、2400ドル割れまで下落した。もっとも大台割れの底堅さを確認すると、その後は下値を切り上げる展開に。米長期金利の低下や為替のドル安基調が支えとなって、週引けにかけて下げ幅を縮小した。

 

 

 

  為替

 

12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は157.83円と前営業日NY終値(158.84円)と比べて1円1銭程度のドル安水準だった。NY時間に入ると昨日同様に売りが強まった。6月米卸売物価指数(PPI)が予想比で上振れたことを受けて159.15円付近まで上昇する場面があったものの、22時過ぎからは円買い・ドル売りの動きが優勢に。市場では政府・日銀が2日連続で円買い介入に踏み切ったのではないかとの見方も浮上するなか、昨日安値の157.44円を下抜けて6月17日以来の安値となる157.38円まで下押しした。その後は158.40円台までいったん買い戻しが入ったが、23時過ぎには再び157.40円付近まで下落するなど戻りの鈍さが目立った。米10年債利回りが4.17%台まで低下したことも相場の重しになった。

 ユーロ円は続落。終値は172.16円と前営業日NY終値(172.62円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。22時から円買い圧力が強まった場面では171.47円まで本日安値を更新。一巡後は172.60円台まで下値を切り上げたが、23時過ぎには再び171.50円台まで押し戻された。総じてドル円と同様に値動きの荒さが目立ち、172.00円を挟んだレンジ内で神経質に上下した。

 ユーロドルは3日続伸。終値は1.0907ドルと前営業日NY終値(1.0868ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準だった。円絡みの取引が目立つ中で値幅は限られたが、24時過ぎに1.0911ドルまで上値を伸ばした。その後も米金利低下などを支えに高値圏で底堅く推移した。

 

 

Fundamental financial(HP