今週の相場予定
※特に重要と思われるファンダメンタル情報をピックアップしている
※トレンド&リスク戦略(トレード手法)で役に立つという基準で情報を載せている
※諸事情により発表予定は変更される場合がある
※情報が入り次第、上記予定を修正する場合がある
為替相場を値動きさせる要因
金融政策、経済指標
☑ 中国・政策金利(利下げなど金融緩和する可能性が少しある)
☑ ニュージーランド・政策金利
☑ 日本・消費者物価指数
☑ 各国・製造業PMI&非製造業PMI
☑ 米国・ミシガン大消費者信頼感(速報)
要人発言等、イベント
☑ 米国・FOMC議事録
☑ FRB要人発言
☑ BOE要人発言
☑ 頼清徳・台湾総統が就任
☑ G7財務相&中央銀行総裁会議
☑ ゴトー日(20日、24日)
想定されるリスク要因
☑ イラン・イスラエル 地政学リスク
☑ ウクライナ・ロシア 地政学リスク
☑ 中国の景気減速、経済危機リスク
☑ FOMCや雇用統計後の相場観の変化
☑ 激しい長期金利や為替変動のリスク
決算
<米国>
5/20 ZOOM
5/21 メイシーズ
5/22 エヌビディア、ターゲット
<欧州>
とくになし
今週の相場見通し(為替)
今週は、非常に多くの材料があります。中心はFOMC議事録になりますが、中国&NZで政策金利、いくつもの指標、多くの要人発言、G7財務相&中央銀行総裁会議、そしてエヌビディア決算など論点が多くあります。
加えてアメリカ景気の悪化思惑、日本の利上げ思惑などからみ、相場判断が難しい(揺れやすい)週となるでしょう。
基調として為替介入後のドル/円再上昇があります。このトレンドは継続していますが、一方で阻害する要因が増えてきました。FRB利下げの前倒しという意見が増えて、長期金利が下がり、米国株は買われています。米国株は史上最高値を更新していました。
この辺に関しては、5/24のミシガン大消費者信頼感と同時に発表される「インフレ期待」の値にも注目が集まるでしょう。
日本ではCPIが発表されます。データ次第で円相場は乱高下することが想定されます。国債買い入れオペや物価連動債の入札も長期金利に影響を与えるでしょう。日本は金融政策が動き始めたことで、日本の経済データで値動きしやすくなってきました。この傾向は、今後も続くでしょう。
ファンダメンタルを多く観察できる、面白い一週間になります。
先週の注目ニュース
5月第4週(20-24日)の債券市場では長期金利の上昇が予想され、昨年11月の高値0.97%に接近するとの見方も出ている。為替市場で円安圧力が根強い中、日本銀行の早期の追加利上げと国債買い入れオペ減額に対する警戒が続き、投資家は慎重姿勢を崩さないとみられている。
※上記は今週を見据えた記事です
米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、サービス部門の物価が高水準だとして、インフレ率を目標の2%に引き下げるには高金利を維持する必要があるとの考えを示した。
サプライチェーンの回復により財のインフレは著しく低下したとし、インフレ率を目標に戻すには米国の需要を少し減速させる必要があると述べた。
バーキン氏は米経済専門局CNBCのインタビューで「適切な方法で持続的に2%に達するには、もう少し時間がかかると思う」と指摘。
JPモルガン・チェースのトレーディングデスクは、15日の米消費者物価指数(CPI)発表後にS&P500種株価指数が大きく変動する事態に投資家が備えていると指摘した。
同行米国マーケット・インテリジェンスの責任者、アンドルー・タイラー氏が率いるチームが13日の顧客向けリポートで指摘した。
オプション市場の日次ブレークイーブンは、CPI発表後にS&P500種が上下いずれかに1%動くことにトレーダーが賭けていることを示す。
(ホームページ) https://fundamental.shop-pro.jp/