10月27日 前営業日の米国市場 pickup | ファンダメンタルなアウトローのFX

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前営業日の米国市場の総括です。

為替を知るには株式市場、長期金利、商品市場の知識が必要になります。

 

相場の何故?を知ることで、トレードは優位になります。

たとえば米国株が値動きした理由を知る事で、明日のドル相場のヒントが得られるでしょう。

 

 

 

 
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〖項目〗

1. 米長期金利/国債市場

2. 米株式

3. 米原油先物(オイル市況)

4. 米金先物(ゴールド市況)

5. VIX指数(恐怖指数)

6. 米為替市場 NY時間の為替概況

※他市場を知っていただきたいため、為替概況は最後に載せています

 

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

 

 

〔米株式〕

27日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、3月28日以来約7カ月ぶりの安値を更新した。終値は前営業日比366.71ドル安の32417.59ドル。カタールが仲介役となり、イスラエルとハマスの間で人質解放の交渉が進み、地政学リスクが和らぐとの思惑もあったが、イスラエル軍報道官が「ガザへの地上作戦を拡大する」と表明すると中東情勢が一段と悪化するとの警戒感が高まり、リスク回避の売りが膨らんだ。個別に悪材料が出たシェブロンやJPモルガン・チェースが売られ、指数を押し下げた面もある。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、同47.40ポイント高の12643.01で取引を終えた。予想を上回る決算を発表した
アマゾン・ドット・コムが大幅高となり、相場を下支えした。

 

 

〔米原油先物(オイル市況)〕

27日のニューヨーク原油先物相場は反発。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)12月限の終値は前日比2.33ドル高の1バレル=85.54ドルとなった。イスラエルとハマス停戦への期待が高まりつつあったものの、「イスラエルはハマスが求めた長期停戦に応じなかった」「イスラエルはガザ地区からの通信を遮断し、開戦以来最も大規模な攻撃を開始」と伝わり中東の石油供給に対する不安を高めた。原油相場は買いを強め24日以来、3日ぶりの86ドル回復をうかがう様相となった。

 


〔米金先物(ゴールド市況)〕

27日のニューヨーク金先物相場は3日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる12月限の終値は前営業日比1.1ドル高の1トロイオンス=1998.5ドルとなった。イスラエルとハマスの停戦期待から下振れる場面もあった。しかしダウ平均が下落し、底堅く寄り付いたナスダック総合が上昇幅を縮小するなど米株は重い動き。安全資産とされる金に買い戻しが入り、小幅プラスで週の取引を終えた

 

 

〔VIX指数(恐怖指数)〕

27日のシカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は上昇。4時26分時点では21.28と前営業日の清算値20.68から0.60ポイント高い水準で推移している。

 

〔米為替市場〕

27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反落。終値は149.66円と前営業日NY終値(150.40円)と比べて74銭程度のドル安水準となった。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視している9月米個人消費支出(PCE)コア・デフレーターが前年比3.7%上昇と市場予想通りの結果となったことが伝わると、全般ドル売りが先行した。
 
イスラエル軍の報道官がパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を「今夜拡大する」と表明すると、ダウ平均が一時450ドル超下落。ナイト・セッションの日経平均先物も510円下落し、リスク・オフの円買いを促した。3時30分過ぎには一時149.46円と日通し安値を付けた。
 
市場では「日銀が来週の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正に動くのではないか」との見方も出ており、売りが出やすい面もあったようだ。

 ユーロドルはほぼ横ばい。終値は1.0565ドルと前営業日NY終値(1.0563ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。米物価指標の結果が伝わると米インフレ鈍化が意識されて、全般ドル売りが先行。一時1.0597ドルと日通し高値を付けた。中東カタールの衛星放送局アルジャジーラが「カタールの仲介で、イスラエルとハマスは停戦協定の実現に向けて急速に交渉を進めている」と報じると、中東情勢への懸念が和らぎユーロ買い・ドル売りを誘った面もある。
 ただ、節目の1.0600ドル手前では戻り売りなどが出たため上値は限定的だった。「イスラエル軍はガザでの地上作戦を拡大」との報道を受けて、
ガザ停戦への期待がはく落したことも相場の重し。3時前には1.0557ドル付近まで押し戻された。

 ユーロ円は反落。終値は158.13円と前営業日NY終値(158.86円)と比べて73銭程度のユーロ安水準。
中東情勢が一段と悪化するとの警戒感が高まり、ダウ平均や日経平均先物が軟調に推移すると、リスク・オフの円買いが優勢となった。3時30分過ぎには一時157.89円と日通し安値を更新した。


 

 

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