4月27日 前営業日の米国市場 pickup | Fundalia since 2007

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為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

前営業日の米国市場の総括です。

為替を知るには株式市場、長期金利、商品市場の知識が必要になります。

 

 

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〔米株式〕

27日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比524.29ドル高の33826.16ドルとなった。前日に決算を発表したメタ・プラットフォームズが一時15%超急伸すると、他のハイテク銘柄にも買いが波及した。足もと急落していたファースト・リパブリック・バンクが反発したことも投資家心理の改善につながり、買い戻しを誘った。全30銘柄中で下落したのはキャタピラーのみだった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続伸し、同287.89ポイント高の12142.24で取引を終えた。

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

 

 

〔米原油先物(オイル市況)〕

27日のニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに反発。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)6月限の終値は前営業日比0.46ドル高の1バレル=74.76ドルとなった。多くの米企業決算が市場予想より好結果だったことで、米株が上げ幅を広げて上昇した。昨日まで続く、金融システム不安に対しての経済停滞への不透明感が、一時的にではあれ一服となったことが原油先物を支えた


〔米金先物(ゴールド市況)〕

27日のニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる6月限は前営業日比3.0ドル高の1トロイオンス=1999.0ドル。
 1-3月期米コア個人消費(PCE)が市場予想より強い結果となったことで、米金利とドルが上昇した。金先物は、指標発表前は強含んでいたが、金利がつかず、ドルで取引されることで、割高感から指標発表後は売りに転じた。もっとも、引けにかけてはドル買いの勢いが弱まったこともあり、金先物は小幅に反発して引けた。

 

 

〔VIX指数(恐怖指数)〕

27日のシカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は大幅に低下。4時30分時点では17.08と前営業日の清算値18.84から1.76ポイント低い水準で推移している。

 

 

〔米為替市場〕

27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は133.97円と前営業日NY終値(133.67円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。米商務省が発表した1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率1.1%増と予想の2.0%増を下回ったことが分かると一時133.24円と日通し安値を付けたものの、ドル売りでの反応は一時的だった。米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目するコアPCEが前期比年率4.9%上昇と予想の4.7%上昇を上回ったこともあり、そのあとは米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢に。22時30分過ぎには134.20円と日通し高値を更新した。
 ただ、その後発表の3月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比5.2%低下と予想の0.5%上昇に反して低下したことが伝わるとドル買いの勢いは後退。一目均衡表転換線が位置する134.08円を超えた水準では戻り売りなども出やすく、3時前には133.82円付近まで下押しした。市場では「明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。

 ユーロドルは小反落。終値は1.1028ドルと前営業日NY終値(1.1041ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。前日に約1年1カ月ぶりの高値を付けたあとだけに利食い売りなどが出やすかったうえ、米インフレ指標の上振れでドル買いが進むと一時1.0992ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.0968ドルがサポートとして働くと下げ渋った。米住宅指標が低調だったことも相場を下支えした。
 NY午後に入ると、徐々に値動きが鈍り1.1000ドルを挟んだもみ合いに終始した。市場では「明日28日のNYカット(日本時間23時)に行使期限を迎えるまとまった規模のオプションが1.1000ドルに観測されており、同水準を睨んだレンジ取引に収れんしやすい」との指摘もあった。

 ユーロ円は小幅ながら続伸。終値は147.71円と前営業日NY終値(147.60円)と比べて11銭程度のユーロ高水準。21時過ぎに一時147.15円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。23時30分過ぎには147.76円付近まで持ち直した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。






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