久しぶりにトレードポジションを公開します。そして、意外な通貨ペアを選択しました。2年ぶりくらいでしょうか。
Fundalia(ファンダリア)
※ポジションは記事下方にあります
トレードの背景
トルコリラ/円(Short)をポジションしました。
ただし、断っておく事があります。1つは「このトレードは本命ではない」、2つめ「最大で2週間だけ保有し、5/12までに必ず決済する」、3つめ「ギャンブル性が高いトレードである」という点です。
今回のトレードは、5/14トルコ大統領選挙を見据えたポジションです。
この選挙は、これまでの大統領選挙と異なり、極めて混迷しています。トルコは年80%を超えるインフレ、常識的な金融関係者が理解できないハト派政策、先日の大地震、西側(NATO加盟国)との不協和などにより、エルドアン大統領の人気が失墜。野党と支持率が拮抗してしまいました。
もし、万が一にもエルドアン大統領が落選すれば、トルコリラは歴史的な相場観になるでしょう。これは、また別の機会に記事としますが、このトレードは拮抗した支持率による不安定な状況で、トルコリラが急落する可能性を考えています。
また、4/26にはエルドアン大統領の健康不安説まででてきました。
ただし、あまりレバレッジを高く設定はできません。
ゆえにこれ以上のポジション増加は、考えていません。
なお、すでに決済レートの指値を入れてあります。突然約定するかも知れません。
トルコリラの変動要因
さて、トルコリラという通貨はドルや円など先進国通貨とも、メキシコペソなどとも異なる値動きをします。トルコリラは政治色が強い通貨で、トルコから見た政局、対外情勢といった要因で値動きします。
2018年にトルコショックという暴落劇がありました。覚えている方もいるでしょう。2ヵ月で30%以上も暴落した事件です。この時も、エルドアン大統領と欧米との関係が崩れたこと、強いインフレの中で利下げを敢行したこと。これらが原因で、トルコから外国人投資家が資金を撤収して暴落しています。ヘッジファンドによる売り浴びせもあったようですが。
一方、2020年後半にトルコ中銀(TCMB)が約10%ほど利上げをしたことがありました。このときも、トルコリラの上昇は少しでした。金融政策が大きな影響力を持っていません。そのりゆうも、エルドアン大統領の存在があったためです。
もし、5/14にエルドアン大統領が落選して政権から降りた場合、どうなるでしょう?
相場観は歴史的に変化するはずです。ただし、エルドアン大統領サイドが、票を操作するなどする恐れもあり、必ず負けるわけではありません。対立する野党も6党連合という烏合の衆であり、国民から期待されていない側面もあります。
状況が微妙なので、思惑が入り乱れそうです。
ポジション
通貨ペア | ポジション |
取引レート 決済レート |
2023/4/27 ドル/円 |
2,000,000(Short) |
6.860 -- |
※トレード公開はファンダメンタル投資の考えを伝えるためにおこなっています
※細かい単位は判りやすくするため、端数を整理してあります
※本記事における1日は朝6時~翌朝6時(日本時間)と変則設定になっています
※ポジション公開記事は、基本的に数時間~1日ほどディレイ(遅らせて)しています