米ドルおよびメキシコペソを扱ったFXトレードについての、ブログ記事です。ドル相場の見通しについても詳しく書いています。
Fundalia(ファンダリア)
※ポジションは記事下方にあります
損益状況
ドル/円(Long)およびメキシコペソ/円(Long)実施しました。今回の記事は、どちらも併せて紹介していきます。
※ポジションは記事下方に掲載
現在レート ドル/円 132.30 メキシコペソ/円 6.7200
やや含み益を抱えた状態となっています。まだ勝っているとは言い難い状況。為替相場はこれから動き始めます。今回の取引自体は最大6週間のトレードを予定しています。含み損になる期間が生じるかも知れませんが、最終的にドルは浮上するでしょう。
ポジションは暫く保持します。
トレード背景
いよいよ、利上げペースの鈍化が始まりました。しかし、利上げそのものは続くことが予想され、高金利時代も予想以上に長続きする可能性が示唆されています。利上げは「激しく」から「緩く長く」に転換されました。ターミナルレートは上方修正されています。
12月FOMCの金利水準から、あと0.75%ほど利上げが予定されています。ゆえに、FOMCであと2-3回の利上げが現時点ではあり得ると言えるでしょう。
景気後退(リセッション)のリスクも強まっています。12/15小売売上高、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、12/16発表の製造業PMIなど、多くの指標でリセッションを示唆するデータが示されました。経済指標をうけて米国株は急落しています。
株価は、長期金利の下落を伴いながら株安に動くという「典型的なリスク回避相場」となっていました。マーケットがリセッションを信じ始めている証拠です。
とはいえ、まだ基幹となる経済指標で強いデータが複数あります。雇用統計における平均時給、生産者物価指数(PPI)、PCE(個人消費支出)などが滅法強いデータをはじき出しています。これらはインフレを伸ばす性質があるため、一方的にリセッションという流れになっていません。
FRBがタカ派である以上、いったんドル高になる可能性が高いと想定しています。
インフレ率が高止まりしつつ、政策金利がただどまりする限り、簡単にドルは売られません。(上記の金利差理論を参照)
今回、メキシコペソを買った理由は3つあります。
1つは「メキシコペソの超高利回りスワップ収入」の確保が狙いであること。もう1つは「メキシコペソはドルと連動」すること。3つめは「為替相場が緩やか」になること。激しい利上げが終わり値動きが落ち着くのであれば、スワップ投資にとって有利な投資環境が整います。3つの理由を勘案すると、メキシコペソは買いやすいペアだと思います。
世界経済は景気転換期なので、変化には注意が必要ですが、安定が続くほど有利なトレードを展開できると思います。引き際は用心深く検討する必要がありますが。
FXトレードの参考にどうぞ。
ポジション
通貨ペア | ポジション |
取引レート 決済レート |
2022/12/21 ドル/円 |
200,000(Long) |
131.70 -- |
通貨ペア | ポジション |
取引レート 決済レート |
2022/12/21 メキシコペソ/円 |
2,000,000(Long) |
6.660 -- |
※トレード公開はファンダメンタル投資の考えを伝えるためにおこなっています
※細かい単位は判りやすくするため、端数を整理してあります
※本記事における1日は朝6時~翌朝6時(日本時間)と変則設定になっています
※ポジション公開記事は、基本的に数時間~1日ほどディレイ(遅らせて)しています