9月30日 ニューヨーク市場 pickup | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

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もし、投資に必勝法があるとするならば、それは他の投資家に対し覆しようがない程の知識差を有する事と思います。投資は、「誰から(どこから)利益を搾取するのか?」と「それを、どのような手法で実現させるのか?」の2点から成り立っています。倫理は重要ではありません。仕組みが整っているか、否かが問われます。
 
これらを実現するには、相場情報を役立てることが必須です。為替相場は株価、長期金利、商品市況などの影響を受けます(相互に影響し合う)。よって、他市場の情報を簡潔にでも知っておく事、値動きの理由を知っておく事が大切でしょう。
 
それを踏まえて、当記事をお読みになってください。
 
Fundalia(ファンダリア)

 

 

 

 

〔米株式〕

30日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。終値は前営業日比500.10ドル安の28725.51ドルと2020年11月以来の安値となった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も20年11月以来の安値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めがリセッション(景気後退)を招くとの懸念から、売りが優勢となった。6-8月期決算で収益性懸念が強まったナイキが大きく下落し、1銘柄でダウ平均を70ドルほど押し下げた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、同161.89ポイント安の10575.62と20年7月以来の安値で取引を終えた

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

 

 【国債の基礎知識】

債券(国債)買いが入ると、長期金利は低下する。債券価格と長期金利は反相関している。なお、文面での売り買いは債券について述べている。文面は、長期金利ではなく債券価格の解説となっている。

 

 

〔米原油先物〕

30日のニューヨーク原油先物相場は続落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)で11月限の終値は前営業日比1.74ドル安の1バレル=79.49ドルとなった。
 ハリケーン「イアン」がサウスカロライナ州に上陸したことや、石油輸出国機構(OPEC)が来週追加減産について話し合いが持たれるとの報道で、原油先物は強含む場面もあった。しかしながら、アジア時間や欧州時間に軟調な動きを見せていたドルが買い戻されたことや、米株が徐々に下げ幅を広げたことなどを嫌気し原油先物は続落して引けた。



〔米金先物〕

30日のニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる12月限は前営業日比3.4ドル高の1トロイオンス=1672.0ドル。
 米債利回りが低下したことで金先物は一時1680ドル台まで上昇した。しかしながら、徐々にドルに買い戻しが入ると、ドルで取引される金先物は割高感から上値が重くなり上げ幅を大きく縮小して引けた。

 

 

〔VIX指数(恐怖指数)〕

30日のシカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は低下。4時32分時点では31.49と前営業日の清算値31.84から0.35ポイント低い水準で推移している。

 

 

〔米為替市場〕

30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は144.74円と前営業日NY終値(144.46円)と比べて28銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻に一時144.21円と日通し安値を付けたものの、前日の安値144.07円が目先サポートとして働くと買い戻しが進んだ。日米金融政策の方向性の違いから押し目買い意欲も旺盛で、4時30分過ぎに一時144.81円と日通し高値を更新した。
 米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視している8月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比4.9%上昇と予想の4.7%上昇を上回ったことも相場の支援材料となった。米10年債利回りは取引終盤に3.83%台まで上昇した。
 ただ、政府・日銀による円買い介入への警戒感から節目の145円には届かなかった。市場では22日の円買い介入が行われた145円台が防衛ラインとして意識されている。

 ユーロドルは3営業日ぶりに小反落。終値は0.9802ドルと前営業日NY終値(0.9815ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。高インフレと主要中銀の大幅利上げ長期化がユーロ圏景気の後退懸念を強めており、ユーロ売り・ドル買いが出やすかった。22時30分前には一時0.9735ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値が予想を下回ったことが分かるとドル売りで反応。24時30分前には0.9818ドル付近まで下げ渋る場面があった。市場では「月末・四半期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ買いのフローが観測された」との声も聞かれた。

 オセアニア通貨は軟調だった。一時は130ドル超上昇したダウ平均が500ドル超下落するなど、米株式相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは0.6392米ドル、NZドル米ドルは0.5591米ドルまで売られたほか、豪ドル円は92.52円、NZドル円は80.95円まで値を下げた。

 ユーロ円は小幅ながら3日続伸。終値は141.88円と前営業日NY終値(141.81円)と比べて7銭程度のユーロ高水準。22時30分前に一時140.79円と日通し安値を付けたものの、そのあとはドル円の上昇とユーロドルの下げ渋りにつれた買いが入り142円台前半まで持ち直した。