8月11日 ニューヨーク市場 pickup | ファンダメンタルなアウトローのFX

ファンダメンタルなアウトローのFX

FXトレードの勝ち筋は「勝率を追うのでなく、優位性を
確保する」ことです。個人投資家にはファンダメンタル
分析が必要な時代になりました。AI技術も活用して、
個人がFXで勝てる時代が到来です!

https://fundamental.shop-pro.jp/

 

もし、投資に必勝法があるとするならば、それは他の投資家に対し覆しようがない程の知識差を有する事と思います。投資は、「誰から(どこから)利益を搾取するのか?」と「それを、どのような手法で実現させるのか?」の2点から成り立っています。倫理は重要ではありません。仕組みが整っているか、否かが問われます。
 
これらを実現するには、相場情報を役立てることが必須です。為替相場は株価、長期金利、商品市況などの影響を受けます(相互に影響し合う)。よって、他市場の情報を簡潔にでも知っておく事、値動きの理由を知っておく事が大切でしょう。
 
それを踏まえて、当記事をお読みになってください。
 
Fundalia(ファンダリア)
 

 

 

〔米株式〕

11日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続伸。終値は前営業日比27.16ドル高の33336.67ドルと5月4日以来約3カ月ぶりの高値となった。7月米卸売物価指数(PPI)の下振れでインフレ懸念が和らぐと、米連邦準備理事会(FRB)の急激な利上げ観測が後退し、買いが入った。ただ、米長期金利の上昇を受けてハイテク株に売りが広がると、伸び悩んだ。指数はマイナス圏に沈む場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、同74.89ポイント安の12779.91で取引を終えた。米長期金利が大幅に上昇すると高PER(株価収益率)のハイテク株には売りが出た。

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

 

 【国債の基礎知識】

債券(国債)買いが入ると、長期金利は低下する。債券価格と長期金利は反相関している。なお、文面での売り買いは債券について述べている。文面は、長期金利ではなく債券価格の解説となっている。

 

 

〔米原油先物〕

11日のニューヨーク原油先物相場は大幅に続伸した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)で9月限の終値は前営業日比2.41ドル高の1バレル=94.34ドルとなった。
 国際エネルギー機関(IEA)はこの日に発表した市場リポートで、2022年と23年の世界の石油需要見通しを上方修正した。天然ガス価格の高騰により、代替エネルギー源としての需要が伸びるとの見込み。これを受けて原油買いが強まり、一時95ドル台に乗せる場面もあった。



〔米金先物〕

11日のニューヨーク金先物相場は4日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる12月限は前営業日比6.5ドル安の1トロイオンス=1807.2ドルとなった。 
 NY朝方に発表された7月米卸売物価指数(PPI)が総じて予想を下回ったことを受け、為替ではドルが再び弱含み、ドル建ての金にも買いが入った。ただし上げ幅は限定され、その後は利益確定の売りに抑えられた。米長期金利が上昇に転じたことも、金利を生まない金の重しとなった。

 

 

〔VIX指数(恐怖指数)〕

11日のシカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は上昇。4時32分時点では20.29と前営業日の清算値19.74から0.55ポイント高い水準で推移している。

 

 

〔米為替市場〕

11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反発。終値は133.02円と前営業日NY終値(132.89円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。前日の7月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の7月米卸売物価指数(PPI)も予想を下回ったことから円買い・ドル売りが先行。21時30分過ぎに一時131.74円と日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一目均衡表雲の下限131.68円がサポートとして意識されたほか、米長期金利が上昇に転じたことが相場の支援材料となり、5時前には133.14円付近まで持ち直した。なお、一時2.72%台まで低下した米10年債利回りは2.90%台まで急上昇した。米30年債入札が「低調」と受け止められたことも金利上昇につながった。
 なお、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、「インフレとの戦いで勝利宣言するのは時期尚早」「9月20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.50%利上げが基本となるものの、0.75%利上げも排除しない」などと発言。前日のエバンス米シカゴ連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁に続き、市場で台頭している「米インフレはピークアウトした」との観測をけん制した。

 ユーロドルは4日続伸。終値は1.0320ドルと前営業日NY終値(1.0299ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。前日の米CPIや本日の米PPIの下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)の急激な利上げ観測が後退。幅広い通貨に対してドル売りが先行し、23時前に一時1.0364ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、前日の高値1.0368ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の上昇も相場の重しとなり、1.0310ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は反発。終値は137.30円と前営業日NY終値(136.90円)と比べて40銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれて21時30分過ぎに一時136.31円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の持ち直しに伴う円売り・ユーロ買いが出て、5時30分前には137.39円と本日高値を付けた。