〔経済指標〕英国・消費者物価指数 結果&ポンド見通し | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

 

【背景&結果】

5会合連続で利上げをしている英国ですが、その中で今後も利上げが続くのか、あるいは加速するのかを判断する重要データとして発表されます。

 

結果は極めて強く、BOEは今後も利上げ継続が不可避であると判断されるデータがでてきました。次回は8/4にBOE政策金利が発表されますが、ここで利上げするのは既定事実と考えて良いでしょう。ただしそれまでに、もう1回CPIの発表がありますが。

要人発言でも、更なる利上げが必要との声が多くあります。ゆえに流れとして、強いインフレに支えられたタカ派行動が続くと想定されます。

 

 

【ポンド相場への影響】

ポンド相場は、今後も強さを保つでしょう。政策金利は利上げが妥当という環境が変わっておらず、さらに加速される公算が強いです。とくにハト派を決め込んだ円との金利差は拡大する為、ポンド/円のLONGは有効なトレードとして機能しそうです。

 

ポンド高のシナリオが劇的に失速するケースは、ウクライナ戦争の休戦や何らかの理由でエネルギー価格が暴落するケースが考えられます。実際、景気後退を理由にエネルギー価格が急落する相場が散見され、それに乗じてBOE利上げ期待が後退すれば、ポンドが急落するという流れです。可能性はあまり高くありませんが。

 

 

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