RBA政策金利 【事前予測】 | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

 

〖背景〗

本日、RBA(豪州中銀)政策金利が発表されます。現状の0.35%から0.60%の利上げが予想されています(0.75%への利上げ予想も根強い)。RBAが利上げするのは、2022年春になって急激に強まったインフレ率によってです。豪州の場合、ウクライナ戦争勃発による資源価格高騰が、大きく影響したようです。

 

本来、RBAは2023年以降に利上げとアナウンスしていましたが、2022年序盤に利上げする事となりました。なんにせよ、豪州は4月下旬発表の消費者物価指数(CPI)データによって、様相が変わったことになります。

 

 

〖時系列データ〗

 

 

5月、数年ぶりの利上げに踏み切り、事実上のゼロ金利政策を脱しました。6月も続けて利上げする予定です。金利トレンドが完全に変化したことが、ここ数カ月の豪ドル相場で表現されています。通貨が金利によって値動きしている事が、よく分かりますね

 

 

〖豪ドル相場の動向〗

発表後には、利上げにより瞬間的に豪ドルが買われ、その後に売られるでしょう。利上げが0.60%であったなら尚更です。利益確定が入るためです。ただしRBA声明文やロウRBA総裁の会見内容によって、その後の相場観は更に変わると見られます。

 

更なる利上げを強く示唆するならば、豪ドルは切り上げる展開になるでしょうが、いったん様子を見ると言ったスタンスを見せるならば、利益確定が支配的になる。そのように想定されています。上級者的なトレードを考えるなら、利益確定の引き潮でショートポジションをとるなど考えられるでしょう。ローリスクを目指すなら、RBA発表を確認・吟味して後、いったん値下がりを待ってからポジションを取るのが効果的になります。

 

 

いずれにしても、RBAが示す金融政策が豪ドル相場を動かすでしょう。

 

 

為替相場は、金利に作用されて値動きします。よって金利の動き、また金利を動かす諸要因を観察することで為替相場を、中長期的に予測できると言えます。発想を変えれば、新たな相場予測ができる。Fundalia(ファンダリア)では、確率(テクニカル分析)に頼らない個人投資家向けの投資ノウハウを提供しています。確率とはギャンブルなのです!

 

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