1月27日 ニューヨーク市場 pickup  | ファンダメンタルなアウトローのFX

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確保する」ことです。個人投資家にはファンダメンタル
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個人がFXで勝てる時代が到来です!

 

 

〔米株式〕

27日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落。終値は前営業日比7.31ドル安の34160.78ドルとなった。米長期金利が低下したため高PER(株価収益率)のハイテク株に買いが先行し一時600ドル超上げたものの、その後失速した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で想定以上に金融引き締めに前向きな姿勢が示されたことで、不安定な相場展開が続いた。前日に決算を発表したインテルが7%超下落した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、同189.33ポイント安の13352.79で取引を終えた。

 

 

〔米長期金利〕

 

■基礎知識■

債券(国債)買いが入ると、長期金利は低下する。債券価格と長期金利は反相関している。なお、文面での売り買いは債券について述べている。文面は、長期金利ではなく債券価格の解説となっている。

 

 

〔米原油先物〕

27日のニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに小反落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)3月限の終値は前日比0.74ドル安の1バレル=86.61ドルとなった。欧米株価の上昇を受け、景気回復による需要の高まりを期待した買いが先行。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米金利先高観の強まりによるドル高で、ドル建て原油価格に割高感が生じ、上昇幅を帳消しにした。


〔米金先物〕

27日のニューヨーク金先物相場は大幅続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる2月限の終値は前営業日比36.6ドル安の1トロイオンス=1793.1ドルとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)がタカ派な内容と評価され、金融政策の見通しに敏感な米2年債利回りが一時1.2%台へ戻すなど、金利の先高観が強い状態金利が付かない資産である金を売る動きが続いた。米株が序盤、堅調に推移し、安全資産としての金の需要を弱める場面もあった。

 

 

〔VIX指数(恐怖指数)〕

27日のシカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は低下。5時31分時点では31.47と前営業日の清算値31.96から0.49ポイント低い水準で推移している。

 


 

 pickup(ピックアップ)情報の活用法

 

2021年3月より、米市場のpickup情報を毎日載せるようになりました。この情報の利用法について、簡単に振れたいと思います。主なり方法は2つあります。

 

❶ 値動きの理由を把握できる ※当面マーカーを引きません

記事では色付けされた部分があります。これは値動きした理由・背景になるものです。どういう理由で、相場がどう動いたのか?これは日々の相場から学ぶのが一番手っ取り早いでしょう。ですから、日々の相場から値動きの癖や修正を見つけます。本記事のような短評は、相場観全てを把握できない一方、本当に重要だった事柄がUPされます。これを把握できるだけで、投資力は格段に上昇します。

 

❷ 本当に役立つのは後日である

この情報は、翌日に読んでもあまり感銘を受けません。しかし、後日(1か月後かも知れないし、数年後かも知れない)読むと、非常に大きな価値を生みます。

 

2016/4/28 NZ/円チャート

 

数年前のチャートです。昼時にNZドルが暴落しました。何故でしょうか?

何年か経って記憶が薄れても、こうした情報から相場を学ぶことができます。それは投資家としてとても有益な情報になるでしょう。

 

pickup情報は、このように活用していただければと思います。

相場とは、『何があって、どう動いた』の連続ですから!
 

 

Fundalia(ファンダリア)

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