第3章 投資用語(19) 未来情報(先々の相場を示唆する情報) | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

 

未来情報についての解説をします。未来の経済(ファンダメンタル)はこのようになるという予測資料が存在します。将来のGDP、失業率、インフレ率、金利などが分かれば、為替相場の推定も出来ます。こうした情報をFXトレードに活用できれば、当然ながら優位に立てるでしょう。

 

 

 

 

 

〖未来情報とは〗

 

未来情報とは、ファンダメンタル分析特有の概念で、未来を見通せる情報を指します。未来情報を収集し活用して、将来の相場観を推察できるのに役立てます。FRBやIMFなどが将来の経済予測などを発表する為、ある程度まで未来の経済トレンドを把握できます。

 

 

FOMCでは四半期ごとに経済予測が発表される。(2021年4月下旬に発表されたもの)

 

 

このように、数年先まで見渡せる未来情報が存在するのです。こうした情報を活用することによって、より精度の高い相場予測をする事ができますし、こうした情報を確認した機関投資家などがポジションを動かすため、為替相場の変動要因にもなります。

 

 

多くの個人投資家は、現在の為替レートを基準に予測を立てます。現在レートが「上がる・下がる」という価値観とも言えます。この場合、過去と現在しか情報を活用していません。しかし、ファンダメンタル分析では未来情報を活用します。将来の景気が良くなる見通しと分かっているだけでも、随分有利になるからです

 

将来の経済予測やインフレ予測は、各国の中央銀行や政府機関、IMFなどの国際機関などより発表されます。他にも米国のアトランタ連銀が発表する「GDPナウ」という予測はよく当たると評判になっていて、発表後に値動きがあるほど有名です。

 

[参考] GDPナウ (外部サイト) 写真はアトランタ連邦銀行

 

 

 

〖FXは未来をより正確に見抜いたものが勝つ〗

 

未来の見通しが分かっている(予想できる)場合、将来の経済・金融状況から為替相場の予測ができます。たとえば、「アメリカの経済予測から考えるとドルは価値を増す(価格は上がる)だろう」と分析できるのです。すると、図解のように将来のレートに対して、現在レートはどうなのか?という視点で相場を見れるようになるでしょう。これが分かれば投資が成立します。

 

 

 

 

しかし、経済予測はほぼ当たりません。これは前提として知っておかなければなりません。

これを経済指標などデータを使って修正していくわけです。「思ったより景気は弱い」「思ったよりインフレは強い」。この感覚がつかめればFXトレードで一段上の判断が出来るようになるはずです

 

 

[主な未来情報]

●FOMC後の経済予測・金利予測(年4回発表)

●日本銀行発表の「さくらリポート」(年4回発表)

●BOE(英国)発表の「BOEインフレレポート」(年4回発表)

●IMF発表の「IMF世界経済見通し」(年4回発表)

●FOMC後のパウエルFRB議長発言など重要要人の発言

●金融政策発表後の声明文

●G20財務相&中央銀行総裁会議などの声明

●その他、間接的に未来を見通せる情報など

 

 

未来をより早く、正確に見抜いた者が勝つ

未来情報は、この考え方によって運用されます。相場で予測を立てる場合、一から予測するより基準があって、そこから比較修正する方が早く、正確に判断できます。そんな未来情報を私たちは無料で手に入れることができるのです。使わない手はありません。

 

 

初稿 2021/5/4

更新 2021/10/23

 

 

 


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いつもお読みいただきありがとうございます。

もし貴方に、ファンダメンタル投資を真剣に学ぶ時期が巡ってきましたら、ぜひFundalia(ファンダリア)のノウハウを使ってください。必ず役に立ちます。

 

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