第3章(8) ヘッジファンドとは | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

ヘッジファンドについての解説をします。彼らは相場の中で、収益を求め積極的に動き回るうえ、リスクテイクをして高い収益を狙っています。ゆえに、為替相場を大きく揺らす要因になります。彼らの行動を知る事は、利益を産みだすうえで必要な知識になるでしょう。

 

 

 

 

 

〖ヘッジファンドとは?〗

 

ヘッジファンドは、金融商品を分散して投資する投資信託と似ている部分は多くあります。投資信託と異なる点は、主に富裕層や機関投資家から資金を預かり、投資信託などより大きなリターンを目論んで投資するところでしょう。10%を超える利回りを謳う所も多いですが、数千万円~1億円以上を顧客は預けなければなりません。庶民と富裕層はこういったサービスによっても差別化されています。

 

※参考

 

重要なのは、大変な利回りを顧客に払う必要があるため、非常に攻撃的・狩猟的な投資を実践します。安値で買いたたき企業を転売する(大きな利回りを生む)ハゲタカファンドなどもヘッジファンドが噛んでいることが多く、ゴールドマン・サックスのような大手投資銀行もヘッジファンド的な運用を一部でおこなっています。

 

投資信託でも、高利回りを狙って預かった資金の一部をヘッジファンドへ預けている場合があります

 

 

 

〖ヘッジファンドの投資スタイル〗

 

ヘッジファンドと一言にされますが、投資手法や投資スタイルには多くの方法があります。ここで一部を紹介します。

 

ヘッジファンドが採る投資スタイル、あるいは存在についての一例です。どのような存在、どのような考えがあるのかを分かって頂くため、このような図を作りましたが「ヘッジファンドの区分」としては正しくない部分もあります。

 

 

上記に掲げた以外にも、「ディレクショナル系」「イベント・ドブリン系」「レラティブ・バリュー系」など多種存在します。上記図でモデル系と紹介したのは「レラティブ・バリュー系」の一種(あるいは同じ存在)です。興味があれば、さらに調べてみることをお勧めします。

 

 

 

〖問題になるのは”モデル系”〗

 

FXトレードを考えるうえでヘッジファンドが重視される理由に、「モデル系ファンドへの影響力」があります。個人投資家は、高めレバレッジをかけ短期でFXトレードする方が多いと思います。その短期的なチャートへ強い影響を与えるため、かなり厄介でもあります。

 

 

モデル系ヘッジファンドは「短期筋の強者」の代表格

個人投資家は「満員列車(電車)」の代表格

 

 

モデル系ヘッジファンドは、アルゴリズムを使って「1/10000秒」と言われる超短期で超高速取引(HFT)を仕掛け、裁定取引により利益を挙げます。この膨大な取引回数により為替相場が影響されます。投資用語シリーズでも紹介しますが、「フラッシュ・クラッシュ」も主犯は彼らになる場合が多いとされます。彼らは、多額の費用をかけ優れたアルゴリズムやAI(人工知能)を使い、短期トレードをするより弱者から搾取していきます。

 

弱者とは、資金・知識・システム等で劣る個人投資家です。

搾取しやすいところから確実に奪っていく。結果的に個人投資家のマネーが富裕層の元へ移されていくのです

 

つまり、ヘッジファンドの存在を無視したままFXトレードをおこなうのは、非常にリスクが高いという話になるでしょう。彼らの動きに対策を持たなければ、個人投資家は自分が知らずに搾取されていることにさえ気づけません。FXトレードにおける利益に、大きな影響を与える投資用語となります。

 

 

 

 

初稿 2021/4/3

更新 2021/10/14

 

 

本稿で解説しているファンダメンタル投資ノウハウの上位互換です。ブログで紹介している記事や公開トレードは、すべて本書にかかれた仕組みでおこなわれています。

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いつもお読みいただきありがとうございます。

もし貴方に、ファンダメンタル投資を真剣に学ぶ時期が巡ってきましたら、ぜひFundalia(ファンダリア)のノウハウを使ってください。必ず役に立ちます。

 

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