なぜ、FXトレードにファンダメンタル分析が必要なのか? | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

 (ご注意)

本記事では、ファンダメンタルな投資の流儀の紹介をおこなっています。ただし、読むだけでも「気づき」のある文章になっています。ぜひ発想を伸ばすためご一読ください。

 

 

 

とても最近の話…

2021年9月。相場を駆け巡った3つの出来事がありました。

 

❶ FOMC(9/22)

FOMCで、金利見通しは引き上げられ、11月テーパリングが示唆されました。事実上の開始宣言です。これを受けて長期金利は急騰、ドルも急騰しました。ドル/円が109円台から一気に112円に駆け上がったのを目撃した方も多いでしょう。

 

❷ 恒大集団(9月下旬)

中国の不動産大手「恒大集団」がデフォルト危機になりました。約30兆円という負債を抱え、満期を迎えた社債の償還、利払いをおこなえず事業もストップしていました。これにより相場が暴落。株式市場では金融危機を彷彿とさせる値崩れが起き、為替相場もリスク回避となっています。

 

❸ 米国・債務上限リスク浮上(9月下旬)

国債発行ができなくなり米国政府が閉鎖に追い込まれる危機に追い込まれました。政府機能が止まり経済に悪影響がでる恐れから不安定となり、為替相場が値崩れしています。

 

 

 

これらの出来事から判ることが1つあります。

それは、「為替相場は、ファンダメンタル的(経済的)な要因があった時に大きな値動きをする」ということです。つまり値動きを最も強めるのはファンダメンタル的な変化があったときとも言えるでしょう。この先、アメリカではテーパリングが始まり、いずれ利上げが始まるでしょう。するとドル相場は、ファンダメンタルの変化に沿って、数円単位の値動き(トレンド)が見られるでしょう。

 

ちなみに、

このトレンドをファンダメンタル投資では、バリュートレンド(価値変化による値動き)と呼びます。テクニカル分析で、ラインを引いて求めるモメンタムトレンド(価格変化による値動き)とは別種です。

 

この動きを把握して数円単位の値動きに関与することは、私たちにもできますが、その為にはファンダメンタル要因について、周りより詳しい知識を持ち合わせなければなりません。この場合の「周り」とは、金融のプロやヘッジファンドではなく、自分と同じような個人投資家、あるいは自分より先輩である個人投資家を指します。彼らを上回る知識量が必須になります。

 

ただし1つ良い点があるとするなら、

日本の個人投資家で、ファンダメンタル分析の知識を持った個人投資家はほとんど居ません。ゆえに追い抜くのが簡単です。ライバルが少ないことは、投資で勝ち抜くうえで極めて重要な条件とさえ言えるでしょう。多くのライバルに囲まれながら、チャートの読み合いで一喜一憂するよりずっと可能性があるかも知れません。個人差はあるでしょうか・・・

 

 

 

それでも、ファンダメンタル的な動きが最も大きな値動き要因である事実は変わりません。

最も強い要因を活用することを考えて見るのは、貴方にとって価値があると思います。

 

為替相場は、ファンダメンタルに必ず追随する

これはファンダメンタル投資をするうえで、第一に考える原則です。ファンダメンタル(経済条件)が良くなればマネーは景気・経済が良い方へと流れます。少なくとも「マーケットが良いと思う方へ」流れます。これが見えるようになれば、劇的に優位に立てるでしょう。個人投資家で、これらを詳しく学んでいる人は居ません。

 

 

 

冒頭の2021年9月の出来事。3つ挙げましたが、これらもファンダメンタル分析を詳しく学んでいれば、もう少し対応できたはずです。普通の個人投資家がやる、ニュースを見て良し悪しを考えると言ったものではなく、もっと真剣に、もっと詳細に為替相場との関係を知っていれば、どうなっていたと思いますか?

 

FXトレードで勝ち残れる投資家(プロアマ問わず)は、

周りより比較優位に立っている点を必ず持っています。それが圧倒的優位であれば尚更良いでしょう。プロスポーツ選手でも、スピードが際立っている等の特長があると活躍できます。貴方には、そう言った特長があるでしょうか。考えてみてください。

 

私の個人的意見ですが、個人投資家がそれを「ファンダメンタル分析を使ったFXトレード」と置いても良いのではないか?と思っています。

 

なぜなら、3つの優位点を獲得できるからです。

❶ 最も強い値動き要因を活用してトレードできる

❷ 詳しく学んている者が少ないため、比較優位に立つのが容易である

❸ ほとんどの個人投資家が持っていない相場視点を持つことができる

 

そして、蛇足ながら4つ目の優位点があります。経済や金融に詳しい投資家には、それ相応の人々が関わってくるようになります。「類は友を呼ぶ」という諺通りです。経済や金融に詳しい方は、社会の上層に多くSNSなどで発信すると、非常に有名な投資家と知己を得たりします。私個人も、書店で経営や投資の本棚に立つと、知己を得た方が結構います。上場企業の社長や経営陣の方もいますし、大学教授もいます。

 

しかも都合が良い事に、ファンダメンタルを真剣に学ぶ投資家は希少ですから、とても目立ちます。

 

 

 

もし、貴方にファンダメンタル分析の必要性に目覚める時が来たら、

この文面を思い出して欲しいです。

 

 

https://fundamental.shop-pro.jp/?pid=156438497