フィリップ・ロウRBA総裁(写真)
■ ロウ豪準備銀行(RBA)総裁 2021/7/6 15時頃
「利上げは債券買い入れの終了が前提」
「2024年までの利上げは見込まない」
「インフレ率は中心予想として2023年半ばまでに2%と予想」
「利上げはデータ次第であり、時期は関係ない」
「賃金の伸びは、長期間3%を超えたままでなければいけない」
ハト派のスタンスを堅持しています。ただ、RBA声明文では予想を超える経済回復との文言も見られ、将来的に金融政策の上方修正はあるかも知れません。基本的にハト派の発言がでれば、豪ドルは値下がりするものですが、ハト派低金利景気回復株高リスク選好豪ドル買いといったロジックが働いているようです。
ただし、金融引き締めを示唆している米国やカナダとは、内外金利差に影響がでるため、いずれ豪ドルは売られるでしょう。
豪州に関しては、今月下旬に消費者物価指数(第2四半期)が発表されます。このデータを見てから、豪ドルは次の動きになるでしょう。豪ドルをFXトレードする場合、大変重要な経済指標となります。