9月11日 FX 本日の為替相場~2020年も9月は不穏な相場になるのでしょうか? | ファンダメンタルなアウトローのFX

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(9月7日更新) どうなる今週の相場相場?

 

 

 FXに関係する米国市場(pickup)

 〔米株式〕

10日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。終値は前営業日比405.89ドル安の27534.58ドルとなった。ハイテク株中心に値ごろ感が生じた銘柄などに買い戻しが入り上昇して始まったものの、買いの勢いは長続きしなかった。米上院が共和党の新型コロナウイルス追加経済対策法案の動議を否決したことや、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感が投資家心理を圧迫した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落し、同221.97ポイント安の10919.59で取引を終えた。

 

 

 

 FX・為替 値動き要因/ファンダメンタル変化

 

〔相場の状況〕

● VIXが大幅に改善

● ブレグジット再燃でポンドが急落 継続

● ダウ平均、NasdaqとS&P500種は大規模なポジション調整に

● 金先物相場は1オンス=2,000ドル割れ水準で膠着

 

〔ファンダメンタル修正〕

● 米上院 新型コロナウイルス追加対策法案を否決

● 英・EUのFTA交渉は決裂の確率が拡大

● ユーロ圏経済の早期回復を確認

● ECBはユーロ高騰を容認姿勢

● 英国が国内市場法案を提出 不透明感が広がる

● 米国株が先週に続き急落

● 英国とEUで対立は激化

● 米株サービス”ロビンフット訴訟問題”

● 豪財務相 「減税前倒しの計画ある」

● 米大統領選挙の支持率差が縮小

● 新型コロナウイルスのワクチン認可が早まると報道

● FRBは平均インフレ・ターゲットの導入を明言 YCC観測は後退

● 欧州で新型コロナウイルスの再拡大を観測

● 世界で感染者増加が続く

● 1兆㌦の米コロナ対策法案は難航 大統領令で暫定対策を開始

● 米中対立 報復合戦の様相

 

 

本日は、リスク許容度が意識される相場になるでしょう。

昨日、ECBがユーロ圏経済を上方修正し、ユーロ高けん制をしなかったこと。英国で国内市場法案が可決に向けて動き出したこと。EUと英国のFTA交渉は不調だったこと。米国で新型コロナウイルス追加対策法案が否決されたこと。深夜帯に、悪い情報が一挙にでてきました。

 

ファンダメンタル情報は、米・消費者物価指数(CPI)が注目されます。米インフレ率はドル相場のトレンドに影響を与えるでしょう。ユーロ圏要人からの要人発言も相次ぎます。重要問題について言及してくるでしょうから観察が必要です。米国はFOMCを控えてブラックアウト期間のため、FRB要人から発言がでてきません。

 

 

相場観は、昨日書いた通り一転して悪化しました。本日は悪化したマーケット心理を踏襲した相場になるでしょう。ユーロ圏経済の上方修正を除き、ほぼ好材料はありません。要人発言もネガティブなものが予想されます。すると、深夜の急落を延長したようなチャート形成になりやすいでしょう。反転するには強い材料が必要となります。

ちなみに、今日は9月11日です。特に米国ではテレビ等で9.11事件の映像が多く流れるでしょう。強い気持ちになれない原因になります。

 

2020年も9月は酷い相場になる可能性がでてきた。そう考える投資家がでてくるでしょう。

 

 

 FX  本日の主な予定/経済指標

 

<国内>
○08:50  8月企業物価指数(予想:前月比0.2%/前年比▲0.5%)
○08:50  7-9月期法人企業景気予測調査(予想:大企業全産業▲40.0/大企業製造業なし)

<海外>
○15:00  7月英国内総生産(GDP、予想:前月比6.7%)
○15:00  7月英商品貿易収支/英貿易収支(予想:69.00億ポンドの赤字/30.00億ポンドの黒字)
○15:00  7月英鉱工業生産指数(予想:前月比4.0%/前年比▲8.9%)
         製造業生産高(予想:前月比5.0%)

○15:00  8月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比▲0.1%/前年比横ばい)
○15:00  7月独卸売物価指数(WPI)
○15:50  ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○16:00  7月トルコ経常収支(予想:20.0億ドルの赤字)
○17:00  バイトマン独連銀総裁、講演
○17:50  シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○18:30  ラガルドECB総裁、講演
○18:45  メルシュECB専務理事、講演
○20:00  7月メキシコ鉱工業生産(季調済、予想:前月比6.6%)
○21:00  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、オンラインイベントに参加
○21:00  7月インド鉱工業生産(予想:前年同月比▲11.5%)
○21:30  4-6月期カナダ設備稼働率(予想:70.2%)
○21:30  8月米CPI(予想:前月比0.3%/前年比1.2%)
      エネルギーと食品を除くコア指数(予想:前月比0.2%/前年比1.6%)

○12日03:00  8月米月次財政収支(予想:2450億ドルの赤字)
○欧州連合(EU)財務相理事会(非公式、12日まで)

 

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。