9月2日 FX 本日の為替相場~ガースーが政治の表舞台に! | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

 

「ガースー」は菅官房長官への私の敬称です

 

NEW (8月31日更新) どうなる今週の相場相場?

 

 

 

 FXに関係する米国市場(pickup)

 〔米株式〕

1日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。終値は前営業日比215.61ドル高の28645.66ドルとなった。利益確定の売りが先行し続落して始まったものの、8月米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことが分かると、米景気の改善期待が強まり買いが優勢となった。アマゾン・プライムに対抗して、サブスクリプション(継続課金)型の会員サービス「ウォルマート+(プラス)」を開始すると発表したウォルマートが6%超上昇し、1銘柄でダウ平均を61ドルほど押し上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同164.21ポイント高の11939.67と史上最高値で取引を終えた。四半期決算が市場予想を大きく上回ったズーム・ビデオ・コミュニケーションズが40%超高と急騰した。

 

〔原油相場〕

1日のニューヨーク原油先物相場は反発。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)で10月限の終値は前日比0.15ドル高の1バレル=42.76ドルとなった。
8月の米ISM製造業景気指数が市場予想を上回る結果になると、米経済の回復期待から原油価格は43.40ドル台まで上昇した。しかしながら、欧州通貨を中心にドルの年初来安値を更新していた為替市場がドル買いになると、徐々に原油価格は弱含み前日比で小幅な上げ幅で引けた。

 

 

 FX・為替 値動き要因/ファンダメンタル変化

 

〔相場の状況〕

● 主要通貨バスケットに対するドル指数 2018年5月以来の安値

● 高値になっている相場の調整に注意

● NasdaqとS&P500種は史上最高値の更新つづく

● 金先物相場は1オンス=2,000ドル割れ水準で膠着

● 証券市場はバブル化の兆しあり

 

〔ファンダメンタル修正〕

● 菅官房長官が総裁選立候補 会見

● トランプ大統領の突如の要人発言に注意

● 米大統領選挙の支持率差が縮小

● 自民党総裁選は菅官房長官が圧倒的優勢

● 新型コロナウイルスのワクチン認可が早まると報道

● FRBは平均インフレ・ターゲットの導入を明言 YCC観測は後退

● 英国とEUの離脱後のFTA(貿易協定)はまとまらない模様

● 米中で貿易協定履行確認の協議を近く予定

● 欧州で新型コロナウイルスの再拡大を観測

● 米国では感染が弱まり始める

● 米国で国民給付金の2回目が配られる方針

● 世界で感染者増加が続く

● 1兆㌦の米コロナ対策法案は難航 大統領令で暫定対策を開始

● 米中対立 報復合戦の様相

● 米中対立 南シナ海で両国がそれぞれ軍事演習

 

 

本日は、ファンダメンタルによる値動きになるでしょう。

経済指標にも重要なものがありますが、本日注目は豊富な要人発言です(下記予定を参照)。各地域から総裁級の発言が相次ぐうえ、FRBからはベージュブック。言葉や文面からファンダメンタルを観察できるでしょう。手の内を明かしていない菅官房長官が何を語るかにも注目です。

 

米国ではISM製造業景況指数が良いデータだったうえ、株価は絶好調。そのなかでドル相場は主要通貨バスケットに対して2018年5月以来の安値を更新。デカップリングが進んでいます。この現象は、現在の相場観を説明するうえで不可欠の要素となっています。なお、本日発表のベージュブックもドル安を誘う内容になる可能性が高いです。

 

 

新型インフルエンザや米中対立、ブレグジット問題など、リスク要因が多くあります。突如としてリスク発動があり得るため、急な新材料にも注意を払いましょう。9月4日には雇用統計、その手前にも重要なファンダメンタル情報がありますから、週間予定も頭に入れておく必要があります。

 

 

 FX  本日の主な予定/経済指標

 

<国内>
○08:50  8月マネタリーベース
○10:30  若田部昌澄日銀副総裁、あいさつ
○菅義偉官房長官が自民党総裁選出馬で記者会見(夕方)

<海外>

○09:30  オア・ニュージーランド準備銀行(RBNZ)総裁、講演
○10:30  4-6月期豪国内総生産(GDP、予想:前期比▲6.0%/前年比▲5.3%)
○15:00  8月英ネーションワイド住宅価格指数(予想:前月比0.5%)
○15:00  7月独小売売上高指数(予想:前月比0.5%/前年比4.1%)
○18:00  7月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.5%/前年比▲3.4%)
○20:00  MBA住宅ローン申請指数
○21:15  8月ADP全米雇用報告(予想:95.0万人)
○21:30  4-6月期カナダ労働生産性指数(予想:前期比6.5%)
○22:00  ベイリー英中銀(BOE)総裁、ラムスデンBOE副総裁、ブリハ英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○23:00  7月米製造業新規受注(予想:前月比6.0%)
○23:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
○23:30  ブロードベントBOE副総裁、ホールデンMPC委員、講演

○23:30  EIA週間在庫統計
○3日01:00  メスター米クリーブランド連銀総裁、討議に参加
○3日02:00  バイトマン独連銀総裁、講演
○3日03:00  米地区連銀経済報告(ベージュブック)

 

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。