10月25日(火曜)相場見通し~ギリシャのヘアカット率が問題になりそう! | ファンダメンタルなアウトローのFX

ファンダメンタルなアウトローのFX

FXトレードの勝ち筋は「勝率を追うのでなく、優位性を
確保する」ことです。個人投資家にはファンダメンタル
分析が必要な時代になりました。AI技術も活用して、
個人がFXで勝てる時代が到来です!

【ユーロ圏】
*ドイツGFK消費者信頼感調査(11月)15:00頃
予想 5.1 前回 5.2

【イギリス】
*経常収支(第2四半期)17:30
予想 -90億ポンド 前回 -94億ポンド

【カナダ】
*小売売上高(8月)21:30
予想 0.3% 前回 -0.6%(前月比)
予想 0.4% 前回 0.0%(自動車除く・前月比)

*カナダ中銀政策金利 22:00
予想 1.00% 現行 1.00%

【アメリカ】
S&Pケースシラー住宅価格(8月)22:00
予想 -3.60% 前回 -4.11%(20都市・前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(10月)23:00
予想 46.5 前回 45.4

◎EUの危機対応期待でユーロ上昇

銀行救済、EFSF、ギリシャ救済などで対応が示される期待感からユーロは買われています。その一方で、独仏の意見対立は深刻とも言われ、不透明感は強いでしょう。また、ギリシャのヘアカットで銀行が60%もの大損失を受ける可能性もあり、これもリスク要因となります。フランス格下げまで発展することは想定内で、ムーディーズも見直しを検討しています。


上昇をどう見るかで対応が割れるでしょう。


◎ダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事
ギリシャ債償還に関して、非協力的な行動はデフォルトに等しく、我々も
支援の選択肢を検討し続けている。ただ、民間の自発的関与にも限界
があると述べた。更にデフォルトということになれば、長期間ギリシャは孤立
することになり、悪影響が拡大する可能性がある。IIFもギリシャ政府など
と密接にコンタクトを取っていると述べた。


ユーロ危機についての発言ですが、銀行部分のヘアカット率がもんだいとなりそうです。対立してまとまりを欠くと、ユーロに対する不安感が戻ってくる可能性があります。


◎S&Pケース・シラー米住宅価格指数

遅行性の高い指標ですが、住宅市況を価格面から判断できる重要指標です。米国の格下げリスクが騒がれていたころの発言で、消費者が住宅購入を急いだ時期(ローン金利が上昇するため)です。そのため、やや改善した数字が期待できそうです。もちろん一過性でしょうが。


◎CB消費者信頼感指数

消費系指標で最も重要なものの1つです。発表後に乱高下する事もあるので注意が必要でしょう。FRBは景気悪化が深刻といっていましたが、この指標からも確認できます。


◎ダドリー・NY連銀総裁発言

QE3はあり得る」と発言しました。彼はFRB副議長でもあるため、発言には重みがあります。不動産証券や国債を購入する量的緩和を実施する可能性が高くなってきました。これはドル売り要因として受け止められるでしょう。


にほんブログ村 為替ブログ ユーロドルへ 現在2位です。

応援おねがいします!金利を使った分析は突破口となりえます!ファンダメンタルでは、相場が動く理由を考えてポジションを配置してきます。