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superb HOUSE

雪国に居。
生まれ育った関東もいいところだけど、
豪雪地帯だって住めば都。
長きにわたる不妊治療の喜怒哀楽をつづります。
。。と、ときどき寄り道日記。

退院後、特に何の下調べもなく検査のために再度同じ病院を受診しました。

 

検査の概要を聞いて、「痛いですか?」と聞くと。

「人によっては少し痛みを感じるかもしれません」と看護師さん。

 

念のため先に座薬をもらい、in照れ

 

その後、いざ検査へ。

 

子宮口からチューブで造影剤を注入していくのですが。。

 

少しずつ、少しずつ下腹部が痛くなってゆきます。。

 

生理痛の、痛いやつ!!

 

そして。

 

 

 

 

ガーンガーンガーン

(いったーーーーーーーーーーい!!)※心の声

 

耐えがたい痛みに襲われました。。

 

えー!前ふり的にはあんまり痛くなさげだったじゃーん!

こんなに痛いなんて全然思わなかった。。

 

MAXの痛みは、きっと時間にしたら多分10秒あるかないかだったけど。

予想外の痛みに悶絶滝汗

 

終わるにつれ徐々に痛みも引いてゆき。。

先生のお言葉。。

 

 

 

「うーむ。片側通ってないねえ。そしてもう片方も細いですね。」

 

「えっ。」

 

この時の診断は。

片側卵管閉塞、そしてもう片方卵管狭窄でした。

 


 

今回の子宮付属器炎の影響か。

もしくは、以前からのものか。

それは分かりませんでした。

 

前述したとおり、当時この件に関してはすべて姑のせいだと思い込んでいた私。

だけど、今となっては50%50%だったのかなと思っています。

 

 

先生曰く。

緊張していたり、その時の具合によって上手くうつらなかったかったり(通らなかったり?)することもたまにあるそうで。

もう一度やってみて最終的な判断をしてもいいと。

 

もちろん、その可能性にかけ、このいたーい検査をもう一度すると決めました。


入院から3日ほど熱がさがらず、毎日採血されました。

(感染症の場合熱が下がらないと毎日血液検査ですショボーン

 

 

さて。。

この病名ですが。

全然ぴんときていなかったのですが、先生曰く。。

 

・性病などから発症する。(淋病・クラミジアなど)

・また、色々な菌の感染でも発症する。

 

性病ガーン

 

 

ここ数年(旦那さまと結婚してからはもちろん)心当たりはゼロでした。

20歳の時の疑惑もありますが、もう10年以上経っているし、その時治療したし。

もちろん検査も陰性。

 

。。となるとその他の原因ですが。。

 

 

「ストレスなどで免疫力が下がった時に、普段なら平気な菌に負けちゃって感染するという事もありますよ」

 

 

という先生の言葉に、それしかないと思いました。

その時は100%そうだと思いました。

 

今思えば、自分でも気付かないうちに何かよくわからない菌に感染していたのかもしれない。

100%なんて言いきれないのです。

 

だけどその時の私の精神状態では、原因は姑に他ならないと。

もうそれだけでした。

 

結局この時の入院は1週間程度だったと思います。

毎日点滴でひたすら滅菌。

 

そして熱が下がってきた頃に、旦那さまとともに先生からの説明がありました。

きっと様々な話があったはずなんですが、この時のことで覚えているのは。。

 

 

「妊娠しづらくなる」

 

 

この一言に尽きます。

 

おそらく正確には、癒着の可能性、卵管などに炎症があれば卵管狭窄の疑いがあるかもしれない。

という内容だったのだと思いますが。

 

「妊娠しづらい」

という言葉の力に負けて、しくしく泣く事しかできませんでした。

姑を煩わしく思いながらもそろそろ子供が欲しいと思い始めていた時期だったからです。

 

この時の絶望感といったら。。。

 

 

それでも結局この後、この時の絶望感などかわいく思えるほどの感情を味わい。

そして悲しいながら慣れてゆくのですけども。。

 

 

とにもかくにも、不本意ながら不妊治療のスタートラインに立った私は。

登竜門と言っても過言ではない「子宮卵管造影」という検査を受けることになりました。

 

今はもう過去のことで、少しずつ辛かったことも忘れつつあります。

 

だけど、私がお義母さんからされたことは、嫁いびりの範疇を超えていたように思います。

(今はお義母さんが心の病だとわかり、自分を納得させているのである程度彼女を理解しています)

 

ここに書きだしていたらきりがありませんが。。

抜粋します。

 

・ものを隠され、場所を尋ねるとあなたがきちんとしていないのが悪いとせめられる。

・私が買ってきて使用しているキッチンのものをしまわれ、自分が買ってきたものと変えられる。

・一人で食事をしていた時、まわりに私に食べて片付けてほしい残り物を所狭しと並べられる。

・キッチンのドアを開けようとしたら、反対側から開かないように力づくで閉じられる。

・トイレから出ようとしたら、反対側から開かないように力づくで閉じられる。

・玄関の私の靴だけ、不自然にすごく遠い位置に置きなおされる。

・私と旦那さまの部屋に何度も無断で入って何かしら形跡を残す。

・思い余って付けた私と旦那さまの部屋のカギを壊される。

 

まだまだいっぱいありますがこの辺で笑

いや、笑い事じゃなかったですねあせる

 

旦那さまは一人っ子だから、なおさらお義母さんの愛情が全部注がれて。

 

私のことは敵にしか見えなかったんだと思います。

 

でも当時の私は。

 

実家を遠く離れ、

頼れるのは旦那さまだけ。

旦那さまが仕事に出かける昼間は地獄でした。

 

用もないのに何かしら家を出る用事をみつけたり。

できる限り部屋に閉じこもる日々でした。

 

そんな日々を2年ほど続け、もう精神的に限界を超え、旦那さまに本気で家を出ることを考えてほしいとお願いしていた頃。

 

 

突然体調を崩しました。

腹痛と、不正出血。

 

そして、39度ほどの高熱。

 

 

明らかに何かがおかしいと感じ。

翌日旦那さまとともに、市民病院の婦人科を受診しました。

 

翌日には立っていられないほどのめまいと腹痛。

待合室の椅子に寝かせてもらって待ちました。

そして。

 

 

診断の結果は。

「子宮付属器炎」

耳慣れない言葉でした。

 

ある種の感染症のようで、熱が高いことから入院が必要だとのこと。

 

思わぬ事態に戸惑いましたが。。

「あの家から出られる。。」

 

 

不安と共にもう一方の思考では、安心する自分がいたのを覚えています。

 

これが、長きにわたる不妊治療の序章でした。