少年院を無事?退院したあたしは
2度ほど面会に来て下さった担任の教師に挨拶をしに
学校へ行った
2月だからあと1か月も経たないうちに卒業となる
母が定時制の高校の受験票をもらいにいってくれていた
少年院を退院したばかりだったので
高校へ行かないと・・・とは思っていた
退院して学校へ一応、毎日通わないと保護観察もついているので
純代のいない学校へ仕方なく通った
卒業旅行とやらであまり友達のいないあたしも
ディズニーランドへ真面目そうな制服を着て行った
楽しくなかった(>_<)
そして受験の前日、同じ定時制を受ける子たちと
当日の待ち合わせ時間を聞いた
朝、母が起こしてくれたけどあたしは具合悪いから行けないと言った
母は何も言わずあたしの部屋から出て行った
それから卒業し気間近まで学校には行かなかった
久しぶりの娑婆は気持ちが良かった
だけど失った時間は取り戻せない
純代はまだ帰ってこない
帰ってきたら絶対、連絡が来ると思ってた
純代がいない学校はとても淋しかった
先輩達と遊んだりしてるのもなぜか
ポツンと何かが抜けてるようで
楽しいのかもわからなかった
そしてとうとう卒業式当日がやってきた
この日あたしは卒業証書を堂々ともらい
窮屈な学生とさよならができる
だからこの日だけは朝から最後まで
ちゃんと式に参加しようと決めてた
だけど体育館は寒いし校歌も分からないし
みんなが声を合わせて何かを言っているのも
学校に行かなかったから練習もしてないし分からない
卒業証書をもらうまでの我慢だと自分に言い聞かせて
やっとあたしの番がきた
あたし一体この学校に何日登校したんだろう?
だけど義務教育って素晴らしい
中間テストも期末テストも何にも受けてない
通知表も授業を1回も出てない学期は評価の付けようがないらしく
空欄だったあたしでもちゃんと卒業証書はもらえた
「よし!終わった。寒いからこれだけ持って帰ろう!」
静まりかえっている式の最中こっそりと体育館を抜け出し
家へ帰ってきた
とりあえず就職先も決まってるし
早く家から出たいと思ってた
それがまた思わぬことになってしまう