~日々是ジーザス~ -7ページ目

それを我々は原理と呼ぶ

「流行を追っているものは、流行に追われている」



確かこのような趣旨のことを、ジンメルが言っていた気がする





そんな心温まる言葉から、我々は何を汲み取ればよいのだろうか





「流行」それ自体を考えてみた場合





それは文字通り「流れ行く」ものなのだから、実態がつかめないのだろうか





言うなれば、川の中でひたすらに水を掴もうとする行為なのだろうか






ここにも、またここにも、諸行無常の響きありなのだろうか







結構なお手前でございます




そのブッディズムに敬意を表しつつも、川の中から一粒の水をすくってみよう



流行には起爆剤が存在する




色を考えてみる


どこからが赤でどこからが紫なのだろうか



四季を考えてみる


どこからが冬でどこからが春なのだろうか



流行とは、流れ行くものには、グラデーションがある



それを「赤」なり「春」なりを決めてるのは、もっぱら我々ダークサイド



赤は赤はとして生まれてくるわけではなく、赤であることを強いられる



なので、「流行には起爆剤が存在する」という言い方も不適切で、正確には




「起爆剤を認識するから流行が生まれる」




ややこしい




つまり、起爆剤というターニングポイントで以って我々が恣意的に流行を区切る



「時代」といったらわかりやすいだろうか




中世に生きてた人間は、自分が中世に生きているなんて微塵も感じていない



古代だって、いつでも自分が住まう時代が最先端である





ところで、この起爆剤





いかに料理してくれよう






俺は昔から感じている



その起爆剤は、その起爆剤をしかけた張本人の意志ではなく、何ものかによって仕向けられたものだと





ジャックポットがたまる、あの感覚





たまる



たまる





流行がたまりにたまって、次の流行がくる




その流行を作った張本人は、自らが流行を作ったと豪語するだろう




しかしながら、ジャックポットを貯めたのは残念ながらお前ではない




お前だけではない




お前だけではないということは、皆である





その流行を当てようとした、皆の残骸の上に、お前の流行が成り立っている





自らが選んだ反面、いや選んだからこそお前は「選ばれし者」という受動の立場に立たされる




流行を追っているものは流行に追われている




ジンメルの言葉を、こう解釈する






ジャックポットを、「流行」そのものと解する



ジャックポットは誰が作ったのかわからない




皆が作ったものである












そういうものに、私はなりたい(ケンジ-)