~日々是ジーザス~ -49ページ目

圧迫と解放
























俺は自由を求めている































俺は誰にも縛られたくない









































俺の自由は誰のものでもない













































俺の自由は、俺様のものだぁ~!!!























































・・・この心の叫びは、俺本人のものでなければ、もちろん尾崎豊のものでもない




























この心の叫びは、まぎれもなく



























































俺のオティンティンの叫びである





































俺のオティンティンはいつも叫んでいる



























いつも自由を欲している

































いつも皮がかぶっている





































今日は俺のオティンティンの心の叫び、つまりオティンティンの奏でるロックを聞いていただきたい

































オティンティンの永遠の恋人は、俺の右手であることは間違いないのだが


































オティンティンのお母さんは一体誰なのか

































全く異質の存在でありながら、常に無条件で俺のオティンティンを守っている





























いつもオティンティンの味方をしている、言わばマザー的存在






























それが聖母パンツ























同じ釜戸の飯を喰らい、苦楽を共にしてきた、そんな聖母パンツ
























オティンティン君が生まれた当初、聖母パンツはとても過保護だったので、オティンティン君がどこかへ行かないように、いつもしっかりと抱きしめていてくれました































それが ”ブーメラン・ブリーフ・ラブ”(BBL)というものです
























真っ白な愛に、1年3組というお手製のロゴ入り




















時にはオティンティン君が流した黄色い涙まで受け止めるような寵愛ぶり






























オティンティン君もそれが「当たり前」だったので、違和感なくその愛に答えていました

































しかし小3くらいの時でしょうか(なんかいつの間にか物語風になってね?)





















まわりのお母さんをみてみると、もっとオシャレなお母さんがいるではないですか





















ドラゴンボール柄のド派手なお母さん













チェック柄のスマートな若奥様






















デザインも然ることながら、オティンティン君が注目したのはその「機能性」でした




































「こ…このお母さんたち、抱きしめてない…!」



























そう、オティンティン君がみたものとは、もっとゆとりのある愛でした































これを世間一般では、 ”トランクス・レボリューション”(TR)と呼ぶそうです


























オティンティン君はさっそく家に帰ってお母さんに言いました
























「お母さん!僕もう公文とか行きたくないよ!俊人んくんちみたいにサッカーやらせてよ!というかお母さんの格好がダサくてみんなを家に呼べないよ!」























オティンティン君の突き刺さるような言葉に打ちのめされそうになった聖母パンツでしたが

























そこは聖母パンツ、オティンティン君が主張していることも一理あると思い、オティンティン君の要望に答えました























「そうだわね!お母さんもオメカシしなきゃね!オティンティンも今日からサッカークラブに通いなさい」























お母さんは真っ白なブーメランからポケモン(ヒトカゲ)柄のトランクスへと変身しました



















オティンティン君は「ちっ。ゼニガメじゃねーのかよ」と、舌打ちしながらも





















あふれんばかりの解放感にかなり満足している様子です


























それから5年が経った頃でしょうか



























俄然思春期なオティンティン君























もはや柄ものは一切受け付けず、地味な単色を好むようになっていたオティンティン君でしたが

























ある日、先輩に色々なことを教わってきてしまいます
























その先輩こそ、スキニー先輩です


























スキニー先輩はとにかく礼儀に厳しく、ゆるいことやたるんだものが大嫌いです

























「おい、オティンティン。おめーたるんでんぞ!もっとピッチリしやがれや!」
























スキニー先輩は礼儀には滅法厳しいひとでしたが、決して悪い人ではなかったのでオティンティン君はスキニー先輩のことが嫌いではありませんでした

























むしろ、スキニー先輩のそのアツい生きざまにどんどん惚れ込んでいき、


























改めて自分の在り方を見つめ直しました






















「母ちゃん!母ちゃんのせいでスキニー先輩が怒ってるんだよ!どうにかしてくれよ!」



















「じゃ…じゃあお母さんも年だし、もう一回BBLに戻った方がいいかしら?」





















「ブリーフはだせぇよ!スキニー先輩はすっげーオシャレなんだから、そんなことしたら殺されちゃうよ!」























「じゃあこのままでいいじゃない!お母さんもあんたにばっかかまってられないんだから!」


























「だからこのままだとスキニー先輩の横っちょから若干はみ出てうぜーんだよ!」























オティンティン君が思春期ということもあってか、互いの意見は平行線をたどり、討論の着地点が見えなくなっていました





























そんな時です



























どこからともなく1人の救世主が現れました




























「僕に任せなさい、2人の願いを両方とも叶えてあげよう」














































これが今では懐かしの ”ボクサー・オブ・メシア”(BOM)です























トランクスの形状とブリーフの機能性、その2つを兼ね備えたメシアにかなう者はいませんでした

























メシアとスキニー先輩の相性も非常によく、オシャレ街道まっしぐらのオティンティン君でした





























これで一件落着かと思われたのですが、この話にはまだ続きがあります






























ですがかなりめんどくさくなってきたので、今日はこの辺までにしておきます





























また次回のお楽しみに





















































・・・ということになると、おそらく絶対書かないと思うのでやっぱり全部書いちゃいます(笑)



































ここまで読んでくれている暇人は、おそらくあなたくらいのはずですが、























僕も相当暇なので一緒に暇をもてあましましょう



























それからさらに数年後




























オティンティン君はもう完璧にスキニー先輩の虜になり、それはもう熱狂的な信者でした


























しかし、あまりに狂信的すぎたためか、オティンティン君の体はもはやボロボロでした


























銭をかき集めてはスキニー先輩というドラッグにお金を注ぎ込む日々

























オティンティン君はもはや、日常生活に支障をきたすほどになっていました

























それを見かねた聖母パンツが



















「どうしたのオティンティン!あなたそんな子じゃなかったでしょ!」





















「うっせーババァ!いいから金よこせ!」






















「そんな子に育てた覚えはありません!いい加減にしなさい!」























「・・・。」

























「なんとか言ったらどうなのオティンティン!」



























「出て行け」


























「え」


































「俺の自由は俺のものだ!今日から俺は自由だ!世界は俺様のものだぁ~~~!!!」




























・・・その日を境に日常生活・厳密にいえば家において聖母パンツが姿をあらわすことは滅多になくなりました




















これが世にいう、 ”フリーダム・デストラクション”(FD)という事件です




























圧迫と解放の繰り返しで、自由というものがなんなのかわかんなくなってしまったオティンティン君




















息子の気持ちを理解してやれず、発狂して出て逝ってしまった聖母パンツ






















制約をすれば民は自由を欲し、自由が飽和すれば民は制約を求める






























股間と政治は紙一重です








































最終的に彼は、自由という「枠組み」それ自体からの脱却を願いました











































今でもスキニー先輩とはよくつるんでいるそうですが、






















オティンティン君が本気で笑うことも少ないそうです





































































自由と必死に向き合ったオティンティン君































束縛と自由のはざまで揺れていたオティンティン君





















































































































































これが僕の裸族である由縁です