言葉と魚
大雑把に区別するのであれば
会話>電話>チャット>メール>手紙>本
上の > は、その意思疎通を図る相手との時間的ないし空間的距離を表している
諸君はどのコミュニーを好みますか
話言葉はパロール
書言葉はエクリチュール
エクリチュールがパロールに移行するにつれ、その言葉の「鮮度」が増す
魚だってそう
直接会って会話をするその鮮度は、まさに寿司やカルパッチョのそれだし
脳味噌の内奥から捻り出してくる珠玉の言葉は、さしずめカレイの煮付けといったところだろうか
諸君はどのような魚の食べ方を好みますか
どちらの言葉も美味しいので、一概に決定するのは難しい
しかし、俺はしばしばパロールを腐らせてしまう
パロールの世界を浅瀬だと思いこみ、エクリチュールの世界を深海だとみなしてしまう
会話にならない
エクリチュールばかり食べている
諸君
これから俺と意思疎通を図るときは
是非とも本を書いておくれ