今回は(バッテリー過充電編)の続きになります。


2022/12/4


バッテリーの充電電圧が

15V〜15.5Vの為

過充電と判断をして

診断をする事になりました。


まず考えられる原因と

点検箇所をネットにて

調べる事にしました。


そうして分かった事は


①レギレーターに不具合がある場合は

 充電電圧が20V位まで上がる事。


②レギュレーターの出力電圧(充電電圧)は

 バッテリー電圧とIG電圧を比較して

 レギュレーターが電圧を決定している事。


③IG電圧が配線抵抗や接触不良等により極端に

 電圧降下した場合に過充電になる事。


④レギュレーターのIG電圧端子に

 バッテリー電圧を入れて

 作動させる事も可能である事。


以上の4点を踏まえて診断を進める事に

しました。


①に関しては充電電圧が

 16Vになる事はなく

 新品に交換している事もあり

 レギレーターは正常と判断


④は最終的な手段として

③のIG電圧の電圧降下を点検する事にしました。




レギュレーター用カプラの配線が

下段 黄色線3本がステーターコイル配線

上段 白赤色がレギュレーター出力電圧線

   黒黄色がアース線

   茶色がIG電圧線


IG電圧線を測定すると

バッテリー電圧より

0.5〜0.7V低い事が判明。


この時は配線図が手元に無く

とにかく茶色線を辿って

診断を進める事にしました。


デイトナD-UNIT編にも書きましたが

プログレス2の電圧測定用ACC電源を

ホーンの+線から取り出していましたが

その配線も茶色でした。


その際に

ウィンカーを出した時に

電圧計の数値が不安定になる事を思い出して

ウィンカー系統から

点検を始めようとして

キーをONにしても

インジケーター類が点灯せず

ONにならない症状が出ました‼️


何故かトラブルが続きます(涙)


気分を取り直して

まずはヒューズからと思い

ヒューズボックス周辺を

ゴソゴソと触りだすと

インジケーターランプが突然点灯して

キーがONになりました(笑)


これは接触不良だろうと思い

配線を点検すると

ヒューズボックスから出ている白色線と

車両ハーネスの白色線のギボシ端子を

触るとキーがON⇔OFFを繰り返す事を発見‼️





ギボシ端子を点検すると

車両側のオスギボシが

真っ白の粉まみれだったので

紙ヤスリにて磨き後

コンタクトスプレーを吹いて

接続をすると接触不良は無くなり

キーON⇔OFFの不具合は解消しました。


改めてウィンカー周りを

点検しようとウィンカーを出してみると

今後はウィンカーが出ない‼️


こんなにトラブルって続くの⁉️


まずは

ウィンカーリレーの点検をしようと

電圧を測定すると

リレーに電圧がかかっていない事が判明。


次にウィンカーのヒューズを

点検する為に菅ヒューズ両端の

電圧を測定すると両端ともに電圧有り

ヒューズ切れではない。


次にヒューズボックスのカプラ端子

オレンジ色配線の電圧を測定すると電圧無し。


ヒューズボックス内に原因があると

判断をしてヒューズボックスの点検を実施


すると菅ヒューズの両端を支える爪に

電圧がかかっていない事が判明しました❗️




菅ヒューズ両端の金属部分と

ヒューズボックスの爪部分との

接触不良と判断をしました。


こちらは特に白い粉等は無く

見た目は問題なさそうでしたが

菅ヒューズ両端の金属部分を

紙ヤスリで磨きコンタクトスプレーを吹いて

接触不良は解消されて

ウィンカーも正常に作動するように

なりましたが、それでも

菅ヒューズ両端の電圧とカプラの電圧に

約0.2V位の差があった為

ヒューズボックス内にて

電圧降下している事が判明しました。


恐らくこの電圧降下によってIG電圧が

低くなっていると判断し

ヒューズボックスを交換する事にしました。