「大英自然史博物館展」 | First Chance to See...

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 映画「パディントン」の舞台にもなったロンドンの大英自然史博物館には、8年くらい前に一度行ったことがある。巨大な恐竜の骨格展示やら、ニュージーランドの飛べない鳥カカポの剥製やらを見て、興奮して歩き回った記憶がある。でも、説明書きはすべて英語、真面目に読む気になんかなりゃしない。

 

 というわけで、上野・国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」には、何より日本語の説明書きに期待を寄せて行ってきた。

 

 

 まず会場入り口で、あらかじめ前売券を買っていた私にポケットガイドが手渡される。これだよこれこれ、こういう日本語の説明書きが欲しかったの!

 

 

 中に入ると、割と多くの箇所が写真撮影可になっているのも嬉しい。調子にのってiPhoneでばしゃばしゃ撮りまくる。

 

 

 ダーウィンが飼っていたゾウガメとか(ペットを剥製にするセンスってどうなの?)、

 

 

 微生物のスライドボックスとか(採集されたものの価値は正直よくわからないが、私は整理整頓が苦手なので小さなものが整然と並べられているとついリスペクトしてしまう)、

 

 

 ドードーの模型とか(ロンドンで見た時は剥製だと思い込んでたけど、剥製じゃなくて模型。ドードーは、剥製すらこの世に存在していないらしい)。

 

 もちろん今回の展覧会の最大の目玉である始祖鳥の化石も撮ったけど、ガラスケース越しの撮影は全然うまくいかなかった。ま、もらったポケットガイドにきれいな写真が載ってるからいいのさっ。

 

 あと、日本語で書かれた説明やパネルを読んでいて、19世紀から20世紀初頭、イギリスにはすでに女性の博物学者や化石収集家が何人もいたことにも驚かされた。当時、女性には参政権すらなかったというのに。先人の女性たちの努力を思うと、21世紀の私たちが女性蔑視の偏見にめげている場合じゃないよな。