小泉進次郎復興政務官は15日、父親の小泉純一郎元首相が東京都知事選に出馬する細川護煕元首相を支援することについて「今まで(の発言)を見ていればそうだろうなと(思った)」とさいたま市内で記者団に語り、理解を示した。


 進次郎氏は、「東京都は電力の最大の消費地であり、東京電力の大株主。原発についてどういう考え方を持つ方がトップとして都政を担うのか、非常に関心がある」と述べた。

 また、自民党がかつて除名した舛添要一元厚生労働相を支援することについては、「自民党が一番苦しい時に『自民党の歴史的使命は終わった』と出て行った方だ。応援する大義はない」と批判した。

(2014年1月15日19時27分 読売)

どうせ落選
なんの影響もない
 政権交代と郵政解散で、かつて改革を叫んだ2人の元首相が「脱原発」で手を結んだ。東京都知事選の立候補を決めた細川護熙元首相に、並んで立った小泉純一郎元首相が全面支援を誓う。両氏の視線の先には、原発の再稼働や輸出を推進し、政策を「先祖返り」させかねないと映る安倍晋三首相との対決がある。

 「今日は旧暦で12月14日。赤穂浪士の討ち入りの日だ」。14日昼、東京都内のホテルにある日本料理店。天丼を食べながら、小泉氏が切り出した。

 細川氏との会談をあたかも歴史的瞬間であるかのように例えた小泉氏に、細川氏がすかさず「一緒に街頭に立ってください」と返すと、小泉氏は「よしっ、自分もやるから」。

 1993年に自民党一党体制を壊し、政権交代を成し遂げた細川氏に、「自民党をぶっ壊す」と叫んで郵政民営化を成し遂げた小泉氏。元祖「改革派」による二人三脚が、脱原発で走り出した瞬間だった。

 2人は会談後、並んで記者団の前に立った。細川氏が「原発問題はまさに知事としてやりがいのある仕事だ」と訴えると、小泉氏も「東京が原発なしにやっていける姿を見せれば、必ず国を変えることができる」と歩調を合わせた。

以上 朝日新聞

国政より遥かに面白い
 東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)への立候補に向け、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)が14日、都内のホテルで、小泉純一郎元首相(72)と会談した。細川氏は都知事選で掲げる「脱原発」などの公約を説明し、小泉氏は支持する考えを表明した。会談を受け、細川氏は15日に立候補の記者会見を行う。

2014東京都知事選
 関係者によると、細川氏は14日までに、立候補した際の公約について、ほぼ調整を終えたという。公約の中心に掲げる「脱原発」の具体的な内容や、そのほかの都政に関する政策、立候補への思いなどを小泉氏に説明し、支援を求めた。

 細川、小泉両氏は昨年末から連絡を取り合っており、小泉氏が細川氏に立候補を勧めてきた経緯がある。小泉氏は会談で、細川氏への支援を表明すると見られる。細川氏に近い関係者は「小泉元首相が何回、選挙カーに乗って街頭演説に立つのかなど、細かい調整をすでに行っている」と話している。

 一方、自民党は14日午前の役員連絡会で、舛添要一・元厚生労働相を党本部として支援する方向を確認した。小泉元首相の動向について、石破茂幹事長は会見で「いまの段階で申し上げることはできない」と明言を避けた。


以上 朝日新聞社

自分党もヤキモキ