大昔のことですが、学生時代、一人暮らしをしていました。大学からさほど遠くないアパートの1階。一人暮らしをしてすぐは別アパートの3階に住んでいたんですが、階段が面倒で人とすれ違うのも嫌で、その他諸々あって一年ほどで引っ越しました。

1階って素晴らしい!めちゃくちゃラク!ということで今では1階派です。結婚してから住んだとこも全部1階。


まあそれはおいといて。


ある日、テレビも見終わって寝るかと電気を消してしばらくした後、ベランダの向こう(当時は砂利の敷かれた大きな駐車場でした。アパートの人用って言うわけではなく、月極の。アパートの人が止められるスペースもありましたが)から男女の声が聞こえました。

夜にしては大きい声だなと思っていたんですが、次第に砂利を踏む音と、男性の罵声、女性の悲鳴に近い声がひどくなって行きました。


何かが起きてるかもしれない。


そう思いましたが、怖くて布団から出られませんでした。

電気もつけたら気づかれる、そしたら私も何かされるかもしれない。そう思うと布団を被って縮こまるしかありませんでした。


せめて、とケータイで友達にメールしました。

友達は

「そっち行ってあげるか?」

と真夜中なのに返事をくれました。


でも来る途中で彼女が危険な目に遭っても嫌なので、

「大丈夫!ごめん取り乱した」

と返し、しばらくやりとりしているうちに、何の音もしなくなった為、眠りにつきました。


翌朝、駐車場内を歩いてみましたが、変わった様子もない、いつもの駐車場でした。



思い返せば痴話喧嘩だったのかもしれないし、今だったら警察に相談電話すると思います。


けれど当時は思いつけなかったし、怖くて仕方なかったです。

一人暮らし中の怖かった思い出

 

 

 

 

 

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