サイド・スキャン・ソナーは。

船で曳航して海底の状況を探査する機械です。

 

 

今は超音波を使っている野犬(ブログ主)ですが、

昔サルベージ会社にいた時は、この装置で音波を使っていました。

 

海底油田を掘削するリグを設置するにあたって、

海底面に危険なものがないかを確認する測量調査が主でした。

 

昔のことを思い出すきっかけになったニュース。

 

 

【1月24日 AFP】
 マレーシア当局は23日、2014年に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の捜索を再開したと発表した。同機の失踪は航空史上最大の謎の一つとされており、機体を発見すべく、マレーシア政府と契約を交わした米企業が捜索を行う。
 航空当局によると、海底探査を手掛ける米企業オーシャン・インフィニティー(Ocean Infinity)の調査船が22日、インド洋に到着し、自律型無人潜水機を使って捜索を始めたという。
 マレーシア航空MH370便は2014年3月、乗客乗員239人を乗せてマレーシアのクアラルンプール(Kuala Lumpur)から中国の北京(Beijing)へと向かう途中、消息を絶った。
 捜索を行うオーシャン・インフィニティー社に対しては、機体やブラックボックスを発見した場合にのみ報酬が支払われ、最高額は7000万ドル(約76億9000万円)。
 
どんな探査装置か気になりました。
オーシャン・インフィニティ―のHPを見に行ってきました。
 
 
 

 

 

ソナーを曳航するのが自走式の小型ボートになるだけで、
探査の仕方自体は野犬がやっていた当時と同じです。
 
結構な幅の海域を一気に調べられるとは思いますが、
海はほんとに広いですからね。
 
費用は全部持ち出しで、
見っけたら大儲け。
こういう博打みたいなやり方は、
財宝を積んだ沈船探しみたいに海の仕事につきものです。
 
野犬がいたサルベージ会社も、
ベトナム沖まで宝船を探しに行きました。
結果?ですか。
見つかるわけないです。
それで会社の屋台骨が傾いたのでした。
 
イチかバチかがあるのが海の世界の魅力の一つです。