・平気な顔で、傘や自転車を盗む人
・電車の中で痴漢する人
・子猫が段ボールの中で凍えていても何もしない人
・三匹の子豚でも、ドラマでも映画でも出てくる意地悪な悪役
・車やバイクで乱暴な運転を繰り返す人
・酒を飲んで人に絡む人、禁煙の場所でもタバコを吸う人
・お金のためならある程度何でもする人
・飼い犬の糞を放置しても心が痛まぬ人
・誰にも言わないでね…と始まり、陰口を繰り返す人
・新春福袋セールで、我さきにと人を押しのけたり間入りする人
・暴言や暴力、力で相手を抑えつけようとする人
そのような人に多い、
人の気持ち、相手の状況や立場を考えない人は、大勢います。
マナーやエチケット、思いやりという言葉とは程遠い、いわゆる、
自分さえ良ければ
の人です。
一方、普段から、なるべく人に迷惑がかからないように、
思いやりを意識し、愛の無い行動を慎むように心がけている、
良識ある控え目な人も大勢います。
理想は、愛で溢れる誰もが豊かに暮らしていける
世界にしていくことかと思いますが、
現実は、意地の悪い人も、自分さえ良ければの人も、卑怯な人も、
その逆の人も、中間の人も、臨機応変な人も、
様々な考え方と、そこに基づいた行動がある中で、
必ず競争が生じてしまい、必ず敗者が生まれる世界です。
日本はまだマシなほうで、世界の他の国々においては、
その格差は火を見るより明らかです。
そんな、明々白々な競争社会は、仕事や学校に限らず、
当然、恋愛や結婚、友人や家族生活の中にも、
社会生活の全般に浸透しています。
だからこそ人間はどんどん成長していけるのだと思いますし、
勝ち抜いていった人や力を持った人が、
さらに良く世の中を変え、弱者を助けていく保護制度も
たくさん出現してきています。
あなた様の周りにも、
いろいろな価値観をもった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ニモを見て泣く人もいれば、
口が達者で、とにかく負けず嫌いな人もいるでしょう。
家族や兄弟であれば、友人であれば、
その価値観は似通っていることもあるでしょう。
到底、大きくかけ離れた価値観を持つ方も周囲にいらっしゃるかもしれません。
純粋な心を持つ方に、卑怯になれ、というのはおかしな話ですが、
東欧のある哲学者が言いました。
「大人の心を捨て、大人の武器を使え」
大人になっても、子供のような純粋な心は忘れずに、
知識と経験はフル活用せよ、という意味です。
このくらいがちょうどいいのかもしれません。
経験を積めば積むほど、色々な人と出会えば出会うほど、
色々な余計なことも頭の中に溜まっていきます。
でもそれはそれで、普段から、子供のような純粋な心を意識し、
でありながら、緊急事態や、自分が得たいものが出現したときには、
大人なりの知恵や工夫をこらし、それを得れば良いと思うのです。
何でもかんでも、やりたい放題、したい放題、得たい放題で、
欲望を常に満たし続けている状態では、それが普通になり、
ありがたみも満足感も幸福感も得られなくなります。
焼き肉は半年にいっぺんでもいいじゃないですか。
お酒は、週末だけでもいいじゃないですか。
旅行は1年にいっぺんでもいいじゃないですか。
グッチ（シャネル？ビトン？）のバッグは、
2、3年にいっぺんでもいいじゃないですか。
そうやって、欲しいものをコントロールしてこそ、
同じ事をしても、喜び・幸福感が得られるのだと思います。
そして、その都度、本当に欲しいものであれば、
大人の経験と知恵を生かし、より安く、より安心して、
得たいものを得れば良いと思うのです。
恋人や夫婦生活も同様です。
すべて自分が満たしたいことを見たそうと思えば、
相手がロボットでもない限り不可能です。
我慢も必要なのです。
本当に何かの目的を叶えたい場合でのみ、
本当に、これだけは、絶対に解決せねばらない場合でのみ、
ここで浮気や復縁や別れや離婚の悩みを解決せねば、
一生に響くという場合でのみ、
我々の仕事も、皆様のお役に立てるのだと思っております。