新創刊の『Kiss+』3月号に掲載。
この雑誌は8号で終った『Beth』の掲載マンガや掲載作家を一部受け継いでいて、いくらかマニアよりのつくりになっているようではある。一方で『Kiss』にシリーズ連載されていたマンガの続きを載せたりもしていて、どちらかというといろいろな(悪く言えばバラバラの)傾向のマンガを集めて方向性をさぐっているような創刊号である。あ、そこの人、玉石混淆とか言わないように。

楠田夏子の読み切りは、その中で異彩をはなっているとまでは言えないけれど、ふつうの、ちょっとマニアックな少女の迷いを、相対化する視線を交えながらうまく描いている。「マコレース」よりも表現・内容ともにいろいろと試そうとしている感じ。よかよか。

でも、この人の絵とか表現技巧とかはどうしてこんなに古き良き少女マンガなんでしょうか。主人公の対人心理なんかはちゃんと現代的なのに。
どういうマンガを読んできた人なのか。わたし、気になります(また千反田える風)。