公開日に「百花」を観て来ました。
この映画正直な感想は言葉は悪いですが「胸糞悪い!」でした。
偉そうに意見して申し訳ありません。
何がって主人公泉のお母さんの不倫と置き去りにされた泉の心情を考えるともう本当にダメな映画でした。
今年ワーストワンと褒めておきたい映画です。
※個人の感想です。映画は人によって色々な感想、見方があって良いと思うので・・・。
菅田さんミステリ、鎌倉殿に続いて私が観るのは3作目です。
なので天音くんの先輩で賢人さん、天音くんとも仲が良くて演技が上手な方という印象です。
原田さんも今、朝ドラでお見掛けしているのでとても素敵な女優さんだと思います。
そして長澤さん演じる泉の奥さんは良く出来過ぎている位に性格が良くて素敵な役。
岡山天音さん演じる後輩もやんちゃなキャラが引き立って、深刻さを緩和して状況を例えるのに一役買っていました。
出番は序盤と後半の2回とほんの少しだけでしたが、とても意味のあるキャスティングだったと思います。
人間誰しも順番でお世話をしたり、年老いてお世話が必要になったり・・・。
原田さん演じるお母様のだんだん家の事がおぼつかなくなってお散歩(徘徊)してしまったり・・・。
そういう描かれ方はリアルで映像も音楽もとても綺麗な映画です。
でも、どうしても母が不倫をして子どもを置きざりにした事。
それに対するその後の泉の葛藤。
不倫の描かれ方。
相手を許す。許される行為。
泉の奥さん香織の献身も優しさも台無しにされている気がして・・・。
この辺を全てうやむやにして解決したような表現。
泉が母を許す事って出来るのでしょうか?
正直、不快感しか持てない映画でした。
こんな感想で申し訳ない。
不倫に着目しなければとても良い映画だっただけに残念です。