企画展の案内です。愛知県西尾市にある西尾市資料館にて開催されている企画展「大給松平のお殿様と転封 ―西尾までの道のり―」を見てきました。

 

 

江戸時代中期から版籍奉還まで、5代にわたり西尾藩主を勤めた大給松平家は、西尾に来るまで11回もの転封を繰り返しました。西は九州の唐津から東は東北の山形まで中には、在地わずか数年間ということもありました。転封とは、幕府の命令による大名の配置変えで、新たな封地へのお引越しは、大名には大きな負担で大変なことでした。本展では、大給松平家の封地に関する準備の様子がわかる資料や城絵図などを用いてご紹介します。

 

期間 2024年3月23日〜2024年6月23日

 

開催時間 9:00~17:00 ★休館日 祝日を除く月曜日

 

場所 西尾市資料館 愛知県西尾市錦城町229

 

5月19日(日)午前10時から午後3時まで隣の旧近衛亭にて甲冑試着体験(無料)を実施しております。そちらも是非どうぞ。

 

↑資料館の横ある鍮石門の藤棚の藤も綺麗に咲いていました。

 

↑私も制作のお手伝いをさせて頂いた「国友鍔 大給松平家移封地を語る」も現地で企画展にて販売されているので是非にどうぞ。国友の鉄砲鍛冶の西尾藩お抱えの職人が制作した鍔の研究書です。

 

感想

歴代の転封となった土地と城下町の絵地図が展示品のメインです。大迫力の城下町と城の絵地図が展示されています。個人的には、鳥羽城の絵地図が興味深かった。大給松平家は分家・宗家と4家あり西尾は宗家にあたります。転封順は、上野那波藩→美濃岩村藩→遠江浜松藩→上野館林藩→肥前唐津藩→志摩鳥羽藩→丹波亀山藩→山城淀藩→下総佐倉藩→出羽山形藩→三河西尾となっており、ほぼ石垣の近世城郭になっており100名城や続100名城に選定されているいいお城と要衝の立地の場所もあります。今も昔も転勤は嫌ですねぇ〜