史跡めぐりの記事です。今回は、兵庫県姫路市にある御着城です。大河ドラマ軍師、官兵衛にも登場した小寺氏の居城です。

 

御着城(ごちゃく)
御着城は、播磨守護、赤松氏の一族である小寺政隆によって築かれた城で、小寺氏の居城として知られています。別所氏の治める三木城、三木氏の治める英賀城と並んで播磨3大城郭のひとつに挙げられています。黒田官兵衛(当時は小寺孝高)が家老として在城していたことでも知られています。最後の御着城主であり、黒田職隆、官兵衛親子が仕えた小寺政職は、養女を職隆に嫁がせるとともに、小寺姓を与えて重用しました。羽柴秀吉が播磨に侵攻すると、当初は従ったものの、突然反旗を翻し、逆に秀吉に攻められて落城して廃城となりました。

 

 

 

 

 

 

(1)城風の姫路市東出張所、(2)城址碑、(3)御着城跡公園遠景、(4)黒田官兵衛の顕彰碑、(5)黒田家廟所

 

市街地に埋没して城址の雰囲気がありませんが、絵図では、約500m四方の規模をもち、本丸、二ノ丸など主郭部を中心に二重の水堀が巡らされている黒田家ゆかりの場所です。