武具の記事です。古墳時代の武具、短甲や挂甲の頭部の防具となる衝角付冑(しょうかくつきかぶと)の鉄製の模写品をお譲り頂いた。 古墳の発掘で出土するサビサビの遺品ですね。素直に嬉しい。

衝角付冑(しょうかくつきかぶと)
日本の古墳時代の冑の一種で,5世紀から7世紀にかけて,短甲や挂甲と組み合わせて用いられた。名前の由来は、前端が舟のへさきに似ていることから名付けられた。主に古墳時代前期で、この兜は、革や鉄製の三角形や長方形の板を横に並べて二段を作りこれを補強するため、中間と最下部に胴巻の板・腰巻の板という横板を廻られています。正面は天辺から下まで鉄板を伏せています。実践的な兜ですがやがては、鋲止めされていき装飾的になり眉庇付冑(まびさしつきかぶと)に変貌をとげていきます。

衝角付冑
衝角付冑

ちょっとジオン軍ぽくて好きです。三尾鉄といい鳥の羽をつけるのが独特ですね。シコロの威が裏威ですが、防御的には、裏の方が糸が破損せず有効だと思いますが、どのような経過で表になったかは、興味は尽きない。