足助の記事の続きです。今回は、足助七城のひとつで戦国時代の山城を発掘調査し本格的に復元した真弓山城です。観光用の名称として「足助城」という名で知られています。

真弓山城(まゆみやま)
足助城は、標高301mの真弓山の山頂を本丸としています。真弓山は、足助の町並みを眼下に見下ろすことができる要衝の地。発掘調査では、15世紀以降に鈴木氏が築城した跡と考えられる遺跡が発見されています。鈴木氏は、戦国時代に西三河山間部に勢力をもっていた一族。家康に従って関東に移ったため、足助城は廃城となったとされています。



 


 





(1)主郭と長屋、(2)西物見台、(3)西の丸曲輪、(4)南の丸施設、(5)南の丸施設、(6)主郭と腰曲輪、(7)鈴木氏の家紋「抱き稲」の旗と高櫓、(8)高櫓アップ

リニューアル記事2回目です。戦国時代の山城を忠実に再現した質素な本丸と長屋、物見やぐら、物見台、防備だけの柵など、城の原点とする砦そのものです。戦国時代の雰囲気を感じられる、貴重な復元施設です。