「隕石とは何か?」空から落ちてきた女神ー瀬織津姫 | サイキックヒーラー・マユリの「神々の履歴書」本当にあった不思議なお話

「隕石とは何か?」空から落ちてきた女神ー瀬織津姫

新・神々の履歴書――日本の神様の起源⑤

「隕石とは何か?」 空から落ちてきた女神―瀬織津姫

 

 

こんにちは。マユリです。

 

10月18日午後20時56分に、紋別沖のオホーツク海に火球が落ちてきたことはご存知でしょうか。火球―そう、隕石です。

 

  

 

世界中のあちこちに隕石は落下しています。2013年にロシアに落下したチェリアビンスク隕石は有名です。

 

でも、隕石っていったい何者でしょうか?

 

水晶は幽霊を浄化できる

 

マユリは本来クリスタルセラピストなので、何百人の方をパワーストーンで浄化してきました。クリスタルセラピーでは邪気を浄化するとき、水晶やアメジストを使います。

 

その実体験からいうことですが、パワーにもよりますが、幽霊は水晶で浄化することができます。けれども、マユリがこの神々の履歴書で書いてきたような神々や魔物は、経験上、水晶やアメジストなどの地球の石では浄化できません。

 

セイジも同様で、セイジの煙で燻すと幽霊は退いてくれるのですが、魔物や神々は、煙が引いてもやっぱりそこにいるのです。

 

 

 

私のエッセイを初めて読む方のために、ここでいう神々と魔物は、見えないエネルギー体のことで、人類が神々とか魔物とか呼称してきたものです。神と呼ぶか魔物と呼ぶかは、その文化や宗教の価値観によります。人間の死後の姿である幽霊は、この中に含みません。神々や魔物と幽霊では、存在する次元が違うのです。

 

実際、マユリの所には幽霊が見えて困っているという霊媒体質の方がよくこられますが、ほとんどの人は、幽霊は見えても神々や魔物はみえません。

 

神々や魔物は地球の石では浄化できない

 

そう、幽霊は水晶やセイジで浄化できます。けれども、多くの神々や魔物は地球の石や植物には反応しません。ところが、彼らは、隕石には如実な反応をみせるのです。

 

 

地球の石にびくともしない神々(魔物)が、何故か隕石には敏感に反応するのです。これ何を意味するのでしょうか?

 

地球の石である水晶に、地球の生物である人間反応するのですから、地球外からきた隕石に反応する神々や魔物は、やはり地球外からやってきた」、と考えられるのではないでしょうか。

 

神々や魔物は、隕石に反応する

 

隕石といっても様々な種類があります。この神(魔物)はこの隕石に反応するが、別の神はこの隕石には反応せず別の隕石に反応するなど、対応する隕石が決まっており、関係のない隕石には反応しません。

 

この現象は、一体どういうことなのでしょうか?

 

どの隕石も、地球という惑星に落ちてきたという点は同じですが、故郷はそれぞれ違うのです。それぞれの隕石のエネルギーが違うのも当然かもしれません。

 

つまり、「その神々や魔物の故郷が、反応する隕石のやってきた所と同じ」と考えるのが自然ではないでしょうか。

 

 

これは、決して何か本を読んでとか、観念的な理由で思いついたわけではなく、長年のクリスタルセラピストとしての、実体験から感じたことです。幸いなことに、わたしには「幽霊や、神々や魔物を感知する能力があったので」このことに気づけたと、つけくわえるべきかもしれません。

 

クリスタルを使った除霊

 

では、いったい隕石とは何なのでしょうか?

 

私のセッションに、クリスタルを使った除霊というのがあります。石を置くと、クライアントの脳波が変性意識状態に低下するので、自分のオーラの中にいる霊体がみえるようになります。そして、その霊体の生前の記憶が、まるで自分の前世のようにビジョンに現れるのです。

 

もう10年以上前のことです。あるクライアントが、空から落ちてくる女性のビジョンを見ました。その方は、「しんどいので、浄化してほしい」と来られた方なで、スターピープル的なことに興味があるようではなく、私もそのような話は一切しませんでした。

 

この方はそれまでも何度かクリスタル前世セラピーをされていた方で、その際も彼女のビジョンには、天橋立の竜宮城の乙姫様、イタリアの人魚祭りなど、水底にまつわる多くのビジョンがでてきた方でした。

 

 

 

海に落ちた女神と地底の王国

 

彼女のビジョンの中で、一人の女性が宇宙を飛んでいました。

 

「お前どこ行くんだい?」別の飛ぶ人から話しかけられました。「わからない!こっちが教えてほしい~!」といいながら、宇宙空間を飛んでいます。

 

やがて、地球の引力につかまり、海に落下します。海底にめり込み、どんどん地下に落下していくと、地下の世界に到着しました。

 

 

なんだか彼女以外にも、同じような先客がたくさんいるようです。

 

左岸の魔王―穢れを浄化する女神

 

「よく来たな」地底に落ちてきた女性に、先客の偉そうな男が話しかけてきました。「ちょうどいま、左岸の魔王の地位が空いているから、お前、左岸の魔王になれ」といわれて、彼女は左岸の魔王に任命されます。

 

「痒い、痒い、なんでこの私がこんなことしないといけないの・・ああ、痒い」

沢山の死体が浮かんだ水が流れてきます。まるで、三途の川のようです・・左岸の魔王とは、三途の川を渡ったところの魔王という意味でしょうか・・・

 

 

彼女は、死体交じりの水をきれいに浄化しています。穢れを浄化しているのです。

ちょっと話かけてみましょう。

 

「そんなに嫌ならば辞めればどうですか?」

「そういうわけにはいかないわ、ここにはここの仕来たりがあるのよ」

「じゃあ、お空に帰れば?」

「帰れるものなら帰りたい・・・」

「どうして帰れないの?」

「引力が強くて出られない・・・」

 

彼女にとって、左岸の魔王の職責は不本意で、できればお空に帰りたいようでした。

 

 

何とかして、お空にかえるチャンスを伺っているようで、「引力が弱まったら、地底からでてくる気かしら?女神は巨大なエネルギーなので、その時は大地震、大津波おきるよね!できればそっと静かに帰ってください~!」と、言っていたものです。

 

隕石は巨大な生命体、地球外生命体の一形態

 

隕石は鉱物の塊で、我々人間と生命体としての存在のあり方があまりに違うので生命体として認識しにくいですが、ビジョンの中では、意識をもった生命体でした。

 

隕石は巨大な生命体だったのです。

 

私自身、こうした長年の体験の集積から、「隕石は地球外生命体の一種で、神々や魔物の一部は、このようにして地球外からやってきたのだろう」と、感じるようになりました。

 

ほかの方で、ビジョンに女性の姿をした土星が出てきた方もいるので、星自体巨大な生命体なのでしょう。

 

この女神も、ビジョンでは女性の姿をしていましたが、現実的には、隕石が女神の肉体です。そして、彼女が見たビジョンは、女神の魂なのです。

 

 

 

男か女かはわかりません。もともと人間と違う生き物に、雌雄を問うこと自体ナンセンスなのですが、ビジョンが女性形ででてきたということは、女性的な何かを連想させる要素がこのエネルギー体にあったということです。

 

もちろん、肉体のない地球外生命体というのも考えられますが、この女神の場合は、隕石という3次元の物質、つまり彼女にとっての肉体を伴っていたようです。水の女神であるところから、この隕石は、多くの水を含んでいたのかもしれません。

 

隕石=女神は地球に激突して、今、地底の黄泉の国にいるのです。すさまじい激突だったので、もしかしたら、その衝撃で、死んでしまったのかもしれません。

 

 

彼女が生きているのか死んでいるのかはわかりません。というのも、人間の前世セラピーでも、必ずしも生きている前世でなく、死んでいる状態の前世のビジョンを見る方がいるのです。

 

いずれにせよ、今彼女は、物質を伴わない不可視の存在として、地球にいるようです。彼女の魂は黄泉の国にあって、電波を発するように、こうして地上の生き物に話しかけてくるのです。

 

人魚は女神の眷属、黄泉の国からの使者

 

ビジョンを見たのは、2007年のことで、翌年「崖の上のポニョ」が公開されました。私は公開当時その映画を見なかったのですが、クライアントさんが、「あまりに自分のみたビジョンによく似ている」といって、パンフレットをもってやってきたことを覚えています。

 

 

 

同じようなビジョンを同時期に複数の方が見ることはよくあります。特に、芸術家は霊感のすぐれた方が多いので、芸術的なイメージとして、こうしたエネルギー体の語り掛けキャッチしてしまうのです。

 

この時期、地底からの女神の語り掛けをキャッチした人はほかにも沢山いたのではないでしょうか。地震の前、人魚のビジョンを見た方が複数いたことを覚えてます。

 

後になって分かったことなのですが、人魚は女神の神使(しんし)で、冥界と地上をつなぐ竜宮城の亀のような存在でした。

 

 

 

穢れを祓う水の女神―瀬織津(せおりつ)姫

 

さて、この空から落ちてきた女神は、我々の世界で何と呼ばれているのでしょうか?

 

死者が大勢流れてくる地底の入り口にいて、川岸にたって、水を浄化して穢れを祓っている。―――水の女神であり、穢れを祓う浄化の女神であり、黄泉の国の女神である・・これに該当する方は、瀬織津姫ではないかと思います。

 

この女神は、一種の埋没神で、大和朝廷が日本に渡来する以前に、日本中で祀られていたとされる女神です。

 

 

女神の三位一体

 

「え?瀬織津姫は黄泉の国の女神なの?」そう思われる方もいるかもしれません。

 

瀬織津姫は、三体の女神としてあらわされます。瀬織津(せおりつ)姫、速開都(はやあきつ)姫、速佐須良(はやはすら)姫の三神です。

 

瀬織津姫が、穢れを川から海へもっていき、速開都姫が、潮の集まる海にいて穢れを飲み込み、息吹戸主の神が、その穢れを地底の根の国(黄泉の国)に吹き払い速佐須良姫が、地底で穢れを消滅させます。

 

この3つの女神は、別々の女神ではなく、同じ女神の三身に他なりません。

 

地上に現れた時は瀬織津姫、すなわち水の女神海の中に現れた時は速開都姫、すなわち海の女神地底に現れた時は速佐須良姫、すなわち黄泉の国の女神とよびますが、現れる場所が違うだけで、すべて同じ一つの女神なのです。

 

彼女の本体は地底、すなわち黄泉の国にいます速佐須良姫が三神の本体なのです。

 

 

その方のビジョンには、息吹戸主の神らしきものも現れたことがあります。海底にある廃墟のような竜宮城の近くに、地底に繋がる排水溝があり、恵比寿神か布袋様のような姿の男性が排水溝の上に座っていたのでした。

 

瀬織津姫は、地上に現れた速佐須良(はやさすら)姫

 

「速開都姫に速佐須良姫?そんな女神きいたことないけど?」

 

そりゃそうです。人間は海底や地底にいけませんから、人の目に触れるのはほとんど瀬織津姫として現れているときなのです。

 

 

女神の本体は地底にいますが、水を伝って地上にやってくることができます。女神は、湖や泉、温泉のそばによく現れます。地底から湧いてくる水にのってやってくるのです。彼女がやってくるときは、どこからともなく、水音がすることがありました。

 

地上に現れた際の女神は、水の女神とともに、豊穣の女神でもあります。

 

「なぜ、貴女は豊穣の女神なの?」とビジョンの女神にたずねると、

「人間がそう呼んだ。私が歩けば作物がなる」と、答えました。

 

女神は、人間の存在を知っていましたが、人間にあまり興味がある風にはみえませんでした。われわれが道を歩くとき、いちいち蟻のことを気にしないように、人間のような別次元の小さな生き物のことなど、どうでもいいのかもしれません。ただ訴えていたのは、空に帰りたい・・でした。

 

 

縄文時代に日本中で祀られた、速開都(はやあきつ)姫

 

縄文時代、正確には大和朝廷伝来以前、この女神はあちこちで祀られていました。天橋立はもともとこの女神を祀っていたところです。

 

女神は、水の中の島によく祀られています。今でも、女神が祀られているところはありますが、だいたいが弁天様とか観音様とか、適当な名前で呼ばれているようです。

 

女神を祀っていた天橋立にあった島は、701年の大宝大地震の際に水没したと言われています。ですが、本当の彼女の神殿は、島ではなく海底にあります。

 

 

彼女の神殿は、海辺の第1神殿、離れ島の第2神殿、海底の第3神殿からなっています。この形の神殿は、串本にもあったはずです。近畿地方の、南端と北の端に対にあったのですが、どちらも地震と津波で崩壊してしまいました。

 

広島の宮島、九州の宗像神社、仙台の塩釜神社も同じ構造なので、彼女の神殿なのかもしれません。

 

ちなみに、天橋立に祀られていた女神は、地震で水没後京都の松尾大社に勧請されたようです。盆地にある松尾大社の神使(しんし)が亀なのはそのせいでしょう。

 

 

 

テティス海に落ちた女神

 

さて、この女神は地球のどこに落ちたのでしょうか?

 

ビジョンの女神は、羽衣をまとった東洋の天女風のいでたちでしたが、クライアントからの答えは意外でした。

 

「中近東の辺りの地図が浮かんだのだけど、地中海の形が今と違うんだけど・・」

たぶん、サハラ砂漠がまだ海だった、テティス海だった時代の地中海です。

 

ここで、クライアントのビジョンと私の経験値がリンクしました!

 

彼女のオーラにいるエネルギー体(女神のことです)は、サハラ砂漠でとれるある隕石にずっと反応していたのです。

 

隕石が落下した場合、かなりの広範囲に飛び散ります。例えば、チェコのモルダバイトは、南ドイツのネルトリンゲンに落下した隕石の破片といわれています。空中分解した場合は、さらに広範囲に散らばります。また、違う時期におちてきても、母星が同じならば、エネルギーは同じはずです。

 

 

サハラ砂漠でとれる隕石は、単なる破片かもしれません。もう少し広くこの女神に該当する方を探してみましょう。

 

中近東で、この女神に該当するのは、メソポタミアの水と繁栄の女神イナンナとその姉、黄泉の国の女神エレキシュガルではないかと思います。瀬織津姫が三位一体であるように、この女神も二位一体です。

 

 

かつて速開都姫が祀られていた串本には、補陀落渡海といって、海に男性が身を捧げる風習が残っていました。これは、古代中近東で広く行われていたイナンナの聖婚(イナンナに男の生贄を捧げる)の名残ではないでしょうか。黄泉の国の女神とししてのイナンナに捧げられたのです。

 

速開都(はやあきつ)姫は、イナンナの水の女神としての側面

豊受大神は、イナンナの豊穣の女神としての側面

 

速開都姫は、大和朝廷伝来以前の縄文の民が祀っていた女神です。ところが、不思議なことに、大和朝廷もまた、同じ女神を祀っているのです。なぜ征服した民族の神をあえてまつったのでしょうか?

 

大和朝廷は、多神教時代のユダヤの伝統を持つ人々でしたので、日本に来る前から、イナンナをはじめとする古代オリエントの神々を祀っていました。旧約聖書は本来、様々な神々が登場していましたが、後ほど一神教の教義にあうように、書き換えられたのです。

 

 

大和朝廷が日本にやってきたとき、この国に彼らと同じ女神が祀られていることを知って、たいそう驚いたことでしょう。天照大神が、懐かしく思って、伊勢に招きたくなるのも無理はありません。

 

先日、北海道に落ちてきた方はどんな方なのでしょうか。穏かな性質の方であればいいのですが・・このお話は、またの機会に。

 

 

マユリ

 

*次回は「ビジョンは本当なのか?」日本に現れたエジプトの神々

 

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