『引き寄せの法則と黒魔術ースケートリンクに舞うドラゴン』

「引き寄せの法則」と「黒魔術」はどう違うの？

ースケートリンクに舞うドラゴンー

こんにちは、マユリです。癒しフェア東京2018で「引き寄せの法則」についてのワークショップを開催することになりました。

先日は、「引き寄せの法則」と、「高次の存在にお願いする」ことの違いをお話ししました。今日は、いわゆる「黒魔術」について、お話しさせていただきます。

現代版にリメイクされた黒魔術

「願ったことを叶える」という目的は、引き寄せの法則も、高次の存在にお願いすることも同じです。もう一つ、同じ目的のものがあります。

それが、黒魔術です。

とはいっても「黒魔術って何？」と思われる方がほとんどでしょう。

引き寄せの法則が、潜在意識をみつめるなど自助努力を必要とするのに対し、黒魔術は、そんなややこしいことは言いません。

ちょっとした祈りやワークを行うだけで、即効性がありパワフルです。このお手ごろさから、人類の歴史の中で、何かと非難されながらも、手を染める人が後を絶たないのです。

魔術といっても、昔のアメリカ映画やアニメにあるような、召喚の儀式をイメージしてはいけません。現代の黒魔術は、とても洗練されていて、一見黒魔術とはわかりません。そのせいか、黒魔術に関わった方も、ほとんどは、それが黒魔術だと気づいていません。

そのせいでしょうか、そんなつもりは更々なかったが実は黒魔術だったと後で気づき、体調不良でこられるクライアントさんが、後をたたないのです。

黒魔術テイストの引き寄せの法則に注意！

黒魔術の目的は、人の欲望を叶えることです。欲望とは、お金、恋愛、地位、名誉などです。

一般に男は「金と名誉」、女は「恋愛」を餌にちらつかせれば、黒魔術によろめくといわれています。出世する、お金持ちになる、好きな異性にふりむいてもらう、といったところですが、今の時代なので、必ずしも男女の枠は関係ないかもしれません。

お金や愛といった基本的な欲望を叶えることに力を発揮する性質上、投資講座や、マネー講座、経営講座、コーチング、引き寄せ講座、婚活・恋愛講座に、黒魔術が紛れ込んでいることがあります。エネルギーワークやスピリチュアル講座にも、高位の存在のふりをして、黒魔術が入り込んでいる場合があるので要注意です。

そうはいわれても、誰だって、お金も欲しいですし、愛も欲しいすよね？それは、誰でもがもっている自然な感情で、願うこと自体何も悪くはありません。

では、黒魔術の何が問題なのでしょうか？

黒魔術は効果絶大！？だが、支払う見返りも大きい・・

黒魔術の特徴は「びっくりするくらい叶う」ことです。なので、マユリのところに来られた、クライアントさんも、最初は「願いがどんどん叶う！」「みるみる営業成績がのびて出世した」「商売が面白いほどうまくいく！」って思っていたそうです。

しばらくすると、霊障による体調不良がやってきます。だるい、しんどい、頭痛がする、イライラする、怒りっぽくなるなど、いろいろな症状がでてきます。

黒魔術とは、魔物との契約によって願いを達成することなので、お願いするとその魔物がやってきます。なので、波動に敏感な方は、霊障をうけて、しんどくなってしまうのです。

こういうと、「そんなに叶うのなら、願ったりかなったり！俺、別に波動に敏感じゃないから大丈夫」と思う方もいるかもしれません。

なるほど・・・中には、単なる体調不良レベルではなく、病名のつくような病気になる方もいます。その場合、支払う見返りは大きいと覚悟してください。

霊体は、触手のようなコードを持っていて、憑くと人の体のある部分にくっつきます。喉にコードがあった方は、甲状腺障害を患ってしました。また、胸にあると、パニック障害や、過呼吸を発症する方もいます。心筋梗塞などのリスクも増えます。お腹にある方で、過敏性大腸炎の方もいました。

黒魔術に関わらず、霊障のある箇所は、病気や怪我を発症しやすい傾向があります。ただ、ほとんどの方が、霊障が原因だと自覚していません。むしろ、波動に敏感な方のほうが、病気に至らない段階で、痛みやしんどさを感じて変だと気づくので、かえって大事にはいたらないのです。

黒魔術とはかくありきー全米スケート選手権

健康被害以外の黒魔術の問題点は、「目的を達成するために手段を選ばない」ことです。

マユリのサイキックリーディング講座では、生徒さんが希望するものを教材として、リーディングしていきます。その中に、「これ・・黒魔術でない？」と思える例がありました。

今年の冬のことです。スケオタの生徒さんから「オリンピック、アメリカ代表を選考する全米フィギュアスケート選手権が超波乱！出場選手が転倒続出、脱臼する人もいて、ひどい状態だった。」と、聞きました。その上、「2位に入賞した人がオリンピックに行けずに、他の人が選ばれてアメリカでは議論を呼んでいる」というのです。

不可能を可能とする、黒魔術らしい話とは思いますが、この話だけではそうとは断定できません。皆が転びまくったのも、偶然かもしれませんし、選出の基準も素人ではわからない何かがあるのかもしれません。

ちょっと気になったのは「虫」です。協議の途中、リンクには大量の虫が発生して、選手は虫をはらいながら滑っていたというのです。

会場のレイクプラシッドは、カナダ国境近くのかなり寒いところです。先進国アメリカの、冬の室内スケートリンクで大量の虫って・・・

虫は、西洋では、しばしば魔界の眷属として描かれます。虫は、魔物があらわれる前触れなのです。とにかく、そのリンクをみてみましょう。

レイクプラシッドのリンクに舞うドラゴン

リンクの中に大きなドラゴンがいます。リンク全体にかぶるくらいの大きさです。選手たちは、その中を滑っているわけですから、転倒もすることでしょう。

常識的に、レイクプラシッドのリンクに、こんなドラゴンが住みついているとは考えにくいので、おそらく出場者の誰かが召喚したのでしょう。こういっても、犯人捜しをしないでくださいね。というのも、出場者本人ではなく、知人や関係者かもしれないですから。

また、日本でもそうですが、まさかこんなことになるとは思わず、軽い気持ちでやってみる方も多いのです。見えないがゆえに、自分がしていることの重大さを認識していないのです。

ただ、この場合は、召喚されているのがドラゴンですから、ある程度意図的に、何かエネルギーワークのようなことをしたのではないでしょうか・・・

黒魔術か、そうでないか見分ける決め手は、願いを成就するために手を貸す霊体がいるかどうかです。黒魔術の場合は、実行部隊たる霊体がいます。といっても普通の方には見えませんから、それが黒魔術かどうかを判断するのは難しいかと思います。

黒魔術は手段を選ばない

では、この話の何が黒魔術的なのでしょうか？

それは、多くの選手が転倒してしまったことです。相手をやっつけて、自分の利益を得ることが、黒魔術的なのです。

自分の能力を奇跡的に発揮して目的を達成するだけならば、悪くはないかもしれません。しかし、黒魔術は目的のために手段を選びません。それが、たいへんなカルマを積んでしまうのです。

願った本人は、他人をやっつけるつもりなど、なかったかもしれません。しかし、いったん、魔物に願いをたくすと、もはや自分の意志通りに事が運ぶわけではありません。依頼された目的を達成するために、魔物が独自に動きだすのです。そこが、黒魔術の恐ろしさなのです。

オリンピックや、ワールドカップは黒魔術だらけ

そう思ってみると、オリンピックやワールドカップは黒魔術だらけのようです。アフリカのチームが、常に呪術師をつれてくるのは有名な話ですから、ある程度はどこでもあること、程度の問題なのかもしれません。

もしかしたら、昨今、買収やドーピングへの締め付けが厳しくなるにつれ、罰則規定がない黒魔術にシフトしてきているのかもしれません。困ったことです。

黒魔術を使うと、その時は、願いが叶い、栄光や名誉、莫大な報酬が手に入るかもしれません。しかし、人生は長いのです。若いアスリートが、黒魔術に関わってしまうことに大変心が痛みます。そういう方に、お伝えしたいことがあります。

「人生は必ずしも、常勝である必要はない」のです。

人生は、勝つときも負けるときもあります。すべて勝つ必要はありません。どうか、たまには、上手に負けることも覚えてください。最小限の痛手で、次への学びとステップになるように、じょうずな負け方を学ぶことも、人生には大事なことなのです。

前向きで向上心の高い方が持っていかれやすい

私のクライアントさんをみても、前向きで向上心の高い方ほど、黒魔術に持っていかれる傾向があるように思います。

豊かな日本です。向上心などなくとも、それなりに生きていけます。そういう人より、もっと成功したい、もっとよくなりたいという、自己向上心の高い方のほうが、「願いを叶えるために」うっかり黒魔術に関わりやすいのです。特に、向上心の高い方が、苦境に陥ったときが最も危険です。彼らのネバーギブアップの精神が仇になるのです。

もちろん、それが黒魔術という認識はありません。わかっていれば、おそらくしないでしょう。先にも言った通り、思いもよらないところから、大変巧妙に近づいてくるのです。

一般に、黒魔術は1回すると8年寿命が縮むとか、死んだあと悪魔に魂を持っていかれると言われています。それは、たんなる伝説でしょうか・・・・