短い日程ながら、今までメールや電話でしかやり取りがなかった色々な人と話ができ、また現在はシンガポール勤務の東京オフィスの元同僚とも久々に再会&ディナーもできて、充実の時間でした。感謝感謝。
さて、その際のラウンジや機内食についてはおいおい書いていくとして、今日は海鮮丼の話なんぞ。
しばらく前までとある治療院通いで頻繁に訪れていた三軒茶屋は、個性的な飲食店の多い街で、カフェマメヒコ(過去記事はこちら)や、ベイカーバウンス(過去記事はこちら)などは以前に当ブログでも取り上げました。
三軒茶屋駅から徒歩1分のところにある、カウンター席6席のみの小さなお店、「海街丼」では一捻りある海鮮丼が楽しめます。
間口もこじんまりですが、夜の時間帯でも、駅から至近の青いのれんの店はちょっと目をひく存在です。
丼の種類は色々ありますが、こちらの看板メニューは、並、上、特上の3つがある海宝丼です。
せっかくなので、ちょっと奮発、特上を頂きます。
券売機も店の外にあるので、チケットを買って中に入ります。
このカウンター席から、自分のオーダーしたものが準備されていく様子がばっちり見られます。
こだわりを感じるカウンター上の説明書きです。
丼のトッピングの他、丼以外のサイドメニューがいくつかありますが、それらは券売機でなく、店内で直接注文。
少しばかり野菜が欲しくて、ピリ辛トマトを頂きます。
マグロのユッケにでも合わせそうな、ピリ辛ダレで食べます。
そのままでも甘くフルーティなトマトですが、こんなタレとの組み合わせも新鮮です。
海宝丼の極上は、カニ、ウニ、甘エビに卵黄もつく豪華版です。
それ以外の具は並のがベースですが、日によって変わるようです。この日は鮪、白身魚、蛸、穴子、アオヤギ、イクラ等。
まずはワサビ醤油で。ただ豪華な具を沢山載せただけではなく、渾然一体とした味と歯触りのハーモニーが素晴らしいです。
海鮮丼て、結局それぞれの具は美味しくても、互いに独立宣言?なものもあるなか、これはご飯も含め、すべてがごく自然に調和しあって、1つの味を生み出しています。
卵黄、切り干し大根の煮物ともう一つ、手前の小皿の中にはすし酢ジュレ。
すし酢ジュレはご飯に載せると、すっと溶けます。
固まりのすし酢ジュレをご飯にかける前に、最初に少しだけ味わってみたけど、全然とんがったお酢くささはなく、角のとれた優しい味でした。
海鮮丼は、酢飯よりも白いご飯派という人にも良さげじゃないかな。
最後は魚介出汁を注いでもらい、出汁茶漬けに。
この出汁も日によって変えてるみたいですが、この日は鯛のお出汁とのこと。
鯛のお出汁が白濁してるのは珍しいと思いましたが、普通の潮汁は煮立たせずにクリアに仕上げるところを敢えて煮立たせ、旨みとコクを出しているのだそうです。
意表をつかれますが、普通とは一味違う柔らかなまったり味の出汁茶漬けもまたオツなものです。
小さいながらもこだわりをいっぱい感じるお店です。帰り際にはスタンプカードを渡してくれました。
三軒茶屋には最近ちょっと行かなくなってしまいましたが、また機会があれば訪れたいです。
ごちそうさまでした!