最近、「キッシュ・ヨロイヅカ」を池袋東武百貨店や渋谷ヒカリエ、表参道にも出店されるなど、ますます精力的なパティシェ鎧塚さん。
たまたま、これらのキッシュのお店が自分の生活圏内のエリアだったりするんで余計にその勢いを感じるんですが、カフェスペースのある表参道のお店には行けていません。
近いうちに是非…と思いながら、昨年2月に池袋東武百貨店のレストランフロアにオープンした「トシ・スタイル」のレポもまだだったことに気づく（苦笑）。
池袋東武のレストラン街リニューアル時のオープンの際には鎧塚さん御本人もいらしていました。
その時はお店には入っていないのですが、遠目に見た鎧塚さんは、マスコミ対応や来店客に愛想をふりまくでもなく、オープンキッチンで黙々と仕事をされていて。
マスコミでの露出も多い有名パティシェであり、かつ奥様も芸能人だったりしたので色々バイアスのかかった目でみる向きもあるでしょうが、その仕事ぶり、佇まいから、何だかとっても実直誠実な職人気質の方なんではないかな…という印象を持ちました。
さて、今回のレポはオープンすぐではないですが、随分前の訪問時のもの。
メニューもその後リニューアルされたかと思いますが、あくまで当時の情報＆感想ってことでご容赦を。
オープンキッチンの見える店頭です。
ランチメニュー。
せっかくなので、特製オニオングラタンスープがついたフレンチプレートデザートセットを頂きます。
まず初めにパンが登場。
クルミパンはセミハードで中もっちり、大粒クルミゴツゴツでかなり好み。
華やかで美しい、3品盛りプレートです。
コンキリエッテと魚介マリネ。
イタリアンの前菜風な爽やかな一品です。
キヌア、飛び子、ナッツと粒々な食材のそれぞれ異なる食感が楽しいです。
春野菜サラダとアンチョビソース。
上はシャキシャキした歯応えの根菜やパプリカ、中は柔らかなリーフ、下はねっとりニンジンムースにアボカドという個性豊かな野菜を層に重ねてパフェ仕立てにしたラブリーな一品。
別添えのアンチョビソースは、バーニャカウダ風と思いきや、塩気は控えめの優しい味でした。
ローストビーフは意外にも厚みがあって、食べ応えがありました。
下に敷いたマッシュポテトとグレービーソースだけでなく、抹茶パウダーとも好相性なのです。
オニオングラタンスープは、汁気は少な目で、飴色玉ねぎにパン、チーズぎっしりのかなり濃厚タイプ。
小さな器ですが、かなりパンチがあります。中はかなり長いこと熱々なので、慌てず食べないと、舌をヤケドしそうです。
ね、汁気少ないでしょ？
個人的にはもう少しサラッとしてる方が好みかも。
さて、真打ちのデザート登場！
ムースフロマージュと、グラスに入ったショートケーキです。
ムースフロマージュは、しっかりした食感。
オレンジのソースと共に少量でもなかなか濃厚です。
ショートケーキは、ホイップクリームの下にスポンジケーキとイチゴのソースを重ねたもの。
ケーキ部分は割りと少な目なので、これはフワフワのホイップクリームを主に味わう感じかな。
グラスに入ってはいても、パフェではなくケーキ、の図。
1品1品は可愛い感じですが、トータルではしっかり食べごたえもある印象のセット。
オープン時にはお客さん少な目な感じでしたけど、最近はまた賑わってますね。
午後の早い時間まで数量限定のキッシュセットもあるみたいなんで、また久々に訪れたいです。
ごちそうさまでした！
トシ スタイル 池袋東武店
03-5927-9978
東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店 11F
http://www.1016.co.jp/toshistyle/