はじめに
こんにちは。今回は「新NISAを利用中に万が一亡くなったら、そのお金はどうなるのか？」というテーマについてお話しします。
最近この質問をよくいただくので、多くの方が気になっているのではないでしょうか。
このブログでは、新NISA利用者が死亡した際の相続の流れや手続きについて解説します。
概要
新NISAを利用している人が死亡した場合、その新NISA口座で運用していた商品は相続の対象となります。
死亡時に利益が出ていた分については、相続発生時に取得価格が変わることで非課税となり、相続人の特定口座へ移管して運用を続けることができます。
ただし、相続人への新NISA口座への移管は不可です。
国税庁のQ&Aによると、非課税口座を解説している人が死亡した場合、相続人は非課税口座解説者死亡届を金融機関に提出する必要があります。
この際、非課税口座で保有していた上場株式などは、死亡時の価格を基準に新たな取得価格として相続人の特定口座や一般口座に移管されます。
例えば、Aさんが新NISA口座で購入した商品が40万円から100万円に増えたとします。
この時Aさんが亡くなり、Bさんが相続した場合、その100万円が新しい取得価格となり、その後の値上がり益には課税がされます。
相続発生時の価格が新しい取得価格となるため、利益が出ていた分については非課税措置が適用されます。
まとめ
新NISA口座を利用している人が死亡すると、その口座で運用していた商品は相続の対象となります。
利益が出ていた分は相続発生時に非課税となり、特定口座へ移管して運用を続けることができます。
ただし、新NISA口座への移管は不可です。また、家族にはどの金融機関で運用しているかを伝え、死亡時の手続きを事前に知らせておくことが重要です。
参考動画
参考動画として、以下の動画をご覧いただくと、より詳しく理解できます。
【重要】新ＮＩＳＡ利用中に死亡したらどうなる？相続時の流れや手続きも分かりやすく解説
おわりに
今回の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
新NISAの利用に際して、不測の事態にも対応できるように、今から準備を進めておきましょう。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。