393-07-17~19 ゴルフボラシェルパメモ

 

◎大会名称:第4回JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP 

      CHALLENGE in FUKUI 2024

 

 

 

🔸1.新しいビブス

🔸2.そんなにゴルフが面白くない?

 

🔸3.反応が減ってきた?

 

🔸4.令和6年能登半島地震の影響

🔸5.安全とパフォーマンスを確保したカート運転

 

 

◎開催期間:2024(R06).05.01(水)〜03(金)

 

◎大会概要:[主催:ジャパンゴルフツアー選手会]

 

◎ゴルフ場:越前カントリークラブ

  〒919-0807 福井県あわら市指中75−1

  電話:0776-75-2100

 

 

 

◎インターネット(放送):

https://abema.tv/video/episode/376-36_s30_p11

 

 

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<入場者数>

 1日目(05/01(水)):166人-天候:曇

   (前年54人-05/10(水)天候:晴)

 2日目(05/02(木)):218人-天候:晴

   (前年48人-05/11(木)天候:晴)

 最終日(05/03(金)):312人-天候:晴

   (前年47人-05/12(金)天候:晴)

 合計:696人(前年149人)

 

 

<本日の成績:フルリーダーズボード(ホール毎)>

 1日目(05/01(水))

 2日目(05/02(木))

 最終日(05/03(金))

 

 

<優勝者>

 優勝者:原 敏之

 スコア:10アンダー

 

 

 

 優勝賞金:270万円

 賞金総額:1,500万円

 フルリーダーズボード

 

 

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<今回のボラ(募集)>

 [ボラ募集窓口]

  ・㈱NA

 [ボラ運営(主)]

  ・㈱NA

 

 [ボラ本部]

  ・クラブハウスとは別棟の一室がボランティア

   本部

 

 

 

 

 

 

 [募集業務]

  ①スコアラー(最終日のトップ5組のみ)

  ②フォアキャディ

  ③スコア速報板

  ④練習場球出し

 

 

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  第1日目(予選):05月01日(水)【ボラ参加1日目】

  天候:曇

 

 

 

 

 

 

<本日の業務>

 ①16番グリーン速報版

  2名で担当。

 

 

 

 

 

  ・現地到着=08:15

   現地撤収=16:05(7時間50分)

   ボラ本着=16:13

 

  ・手書きの速報板でした。

   相棒は地元のボランティアさん、積極的に

   選手名書きを行ってくれました。

 

 

 

 

 

  ・自分の役目は、端末でランキングを確認する

   ことです。

   さまざまな形で情報を見ることができて重宝

   しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🔸1.新しいビブス

 ・今シーズン最初のチャレンジツアーへの

  ボラ参加です。

 

 ・この大会では、JGTOの「ビブス」を着用する

  ことが多いです。

  ボランティアウェアの代わりになるものです。

 

 ・そのビブスが新調されました。

  これまでの緑色から鮮やかな青色に

  変わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 ・個人的にはとても安堵しています。

  というのは、昨年のLANDIC10(芥屋GC)で

  業務終了後にビブスを脱ごうとして

  ポロシャツを傷つけてしまいました。

 

 

 

 

 

  白い文字がボロボロになっていることに

  加えて、ビブスのメッシュ部分に「返り」が

  できてひっかかるようになっていました。

 

 

 

  その「返り」がウェアの繊維をひっかけるのです。

 

 ・新しいビブス、これで安心して着用することが

  できます。

 

 

🔸2.そんなにゴルフが面白くない?

 ・16番グリーン奥に設置された速報板の業務を

  行っていますから、各選手が目の前を通過して

  いきます。

  選手たちは速報板左手に止まっているカートに

  乗り込んで、次の17番に向かいます。

 

 ・われわれが選手の表情を認識できるのは、

  グリーンでプレーしている時から次ホールに

  向かうまでの間です。

 

 ・速報板の前を通過する際やカートに乗り込む

  際にこちらに向かって「お疲れさまです。」と

  声をかけてくれる選手もいます。

  こちらもよろこんであいさつを返しますし、

  目が合えばこちらからもあいさつします。

  しかし、竹谷佳孝選手のようにこちらに

  気持ちが伝わってくるあいさつをしてくれる

  選手はわずかです。

 

 ・あいさつよりも気になるのは、選手たちが

  プレーしている空気感でした。

  今日の天候と同じように「どんより」しています。

  やって来る選手がみんな「暗い」印象です。

 

 ・自分で選んだゴルフプレーヤーという仕事が

  そんなに面白くないのか。と思ってしまいます。

  これでは観戦している人も楽しくないのは

  明白です。

 

 ・他のボランティアさんたちも含めて、「最近の

  若い男子プロゴルファーは、爽やかで

  あいさつもよくできる。」と言われていますし

  自分もそう感じていましたが、今日はまるで

  その印象はありません。

 

 ・彼らは自分の賞金を稼ぐことばかりに気を

  取られ、プロゴルファーがしなければいけない

  もう一つの大切なことに気づいていません。

  または忘れてしまっています。

  その大切なことを選手に実践させるのは、

  JGTOやJLPGAが組織として行う(指導する)

  ことが必要なのかもしれませんが、そこも

  どうなのでしょうか。

 

 ・「(見る人に)ゴルフは楽しい!と感じて

  もらえるようなプレーを実践する。」

  これができないゴルファーは「プロ」と

  名乗ってはいけないとさえ思います。

  終始笑ってプレーするということではなく、

  また「上手い」「かっこいい(キレイ・可愛い)」

  「強い」だけではなく、「ゴルフを楽しんでいる」

  姿を見せてほしいのです。

  「つまらなそう」が伝わってくるようなプレーを

  する選手は、ゴルフ業界にとって害悪でしか

  ないと感じます。

 

 ・少し辛辣な意見かもしれませんが、

  男子ゴルフの低迷の要因はそこにあるのでは

  ないでしょうか。

 

 

※朝食

 

 

 

 

※昼食

 

 

 

 

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第2日目(予選):05月02日(木)【ボラ参加2日目】

  天候:晴

 

 

 

 

 

 

<本日の業務>

 ①13番2nd地点フォアキャディ

  2名で担当。

 

  ・現地到着=07:30

   現地撤収=15:01(7時間31分)

   ボラ本着=15:06

 

 

 

🔸3.反応が減ってきた?

 ・本日フォアキャディ業務を担当した

  13番ホールは、上りで2nd地点から左に

  ドッグレッグするホールです。

 

 

 

  ですから、選手のいるティイングエリア

  からは、2nd地点以降の左側が見えなく

  なります。

 

 

 

 

 

 ・そのため我々が、2nd地点のボールがセーフ

  (白旗)であるかOB(青旗)であるかを見て選手に

  知らせます。

 

 ・また、2nd地点で選手がプレー中であることも

  見えない場合がありますから、赤旗で

  ティイングエリアにいる後続組に知らせます。

 

 

 

  後続組がショット可能になれば、白旗で

  知らせます。

 

 ・今回使用する旗は、白・青・赤の3種類です。

  同時に違う旗を持つことはティイングエリアの

  選手を混乱させますから、赤旗は常時地面に

  置いておき、即表示しなければいけない白旗と

  青旗は後ろポケットに差しておきます。

 

 

 

 

 

 ・これはフォアキャディ業務で毎回思うこと

  ですが、白旗でティショットOKの合図を出した

  時に、「了解」の意味で手を振って応えてくれる

  選手に良い印象を覚えます。

  こちらの「ショットOK」の情報に対して「無反応」

  な選手の方がはるかに多いのが実態です。

  一般人の普段の"会話"でも「返事くらいしろよ。」

  と思うことがあると思うのですが、この状況

  でも同様のことが言えるのではないでしょうか。

  以前は選手に対してそこまでは思って

  いませんでしたが、「ゴルファー」ならば手を

  振って「了解の返事」くらいするのは

  「当然のこと」と思うようになりました。

  ゴルフというスポーツがプレーヤーに求める

  「人柄・人格」の一つではないかと。

 

 ・しかし本日は、手を振り返してくれる選手は

  少なかったですね。

  たまたまそういう選手がオナー(最初に打つ

  選手)だったのかもしれませんが。

 

 ・最終組の上空には今日もドローン撮影機が

  飛んでいました。

 

 

 

 

 

※朝食

 

 

 

 

※昼食

 

 

 

 

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第3日目(決勝-最終日):05月03日(金)

           【ボラ参加3日目】

  天候:晴

 

 

 

 

<本日の業務>

①第9組(大野倖高野碧輝半田匠佳)のスコアラー

  大野倖  OUT38+IN36=74(-5→-1 32位T)

  高野碧輝 OUT35+IN39=74(-5→-1 32位T)

  半田匠佳 OUT35+IN37=72(-5→-3 17位T)

 

   OUT=09:10〜11:22(所要2時間12分)

   IN =11:31〜13:43(所要2時間12分)

 

  ・現地到着=08:55

   現地撤収=13:52(4時間57分)

   ボラ本着=13:52

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🔸4.令和6年能登半島地震の影響

 ・令和6年1月1日16時10分頃の

  石川県能登地方で発生した地震で各地の

  ゴルフ場で被害が出ました。

 

 

 

 ・ここ越前カントリークラブでも地震直後から

  営業ができない状況となったようです。

  →GDO記事

 

  それでも1/3(水)からはOUT9ホールで

  営業再開、1/13(土)には18ホールで営業開始

  することができたようですね。

 

 ・しかし、地震の爪痕は今も残っていました。

  1番グリーンの奥と5番グリーン右手前です。

  凄まじい崩落の跡です。

 

 ・1番グリーン奥がこちら。

 

 

 

 

 

 

 

  2番ティの後ろまで崩れています。

 

 

 

 ・そして5番右側がこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

🔸5.安全とパフォーマンスを確保したカート運転

 ・男子下部ツアーでは、選手に帯同する

  スコアラー業務はありません。

  選手が自分たちで端末にスコアを入力し、

  送信することになっています。

  ボランティアが集まらないことが要因です。

 

 ・しかし最終日のトップ5組だけは、選手の

  プレー環境確保とタイムリーなスコア送信の

  ために帯同スコアラーがつきます。

  本日は最終組から3番目の組のスコアラーを

  担当しました。

 

 ・そしてもう一つ、帯同キャディは認められて

  いますが、そうではない選手はカートに

  キャディバッグを載せます。

  もちろん帯同キャディ付きの選手のキャディ

  バッグもカートに積むことはできます。

  しかし、今回の試合はカートを運転する

  キャディさんがいません。

  全国のゴルフ場でキャディさんが少なくなって

  いるという話を聞きますが、ここではその

  ことが原因です。

  確かに女子ツアーでも周辺のゴルフ場から

  ハウスキャディさんの応援を受けて行う

  ケースがあります。

  今回は選手または帯同キャディさんが、

  カートのリモコンを持ってカートを進めると

  いうやり方です。

  年令が若い選手がリモコンを持つ場合が

  多いのではないでしょうか。

  または選手が許せば、そのキャディさんが

  リモコンを持つ場合もあるでしょう。

 

 ・また一方で有観客で試合を行っています。

  しかし、コース内のローピングはありません。

  クラブハウス周辺にバリテ(バリアテープ)と

  ローピングがあるくらいです。

  昨日までの2日間で、ギャラリーさんのフェア

  ウェイ内立入りの事象が散見されたようです。

  入場の際にギャラリーさんが歩く場所について

  説明を行っていたようですが、それでも

  なかなか言うことを聞いてくれていないよう

  ですね。

  昨日までも定点業務をしていたら、

  「ギャラリーさんが不適切な場所を歩いて

  いたら注意してください。」という指示が

  無線機を通して流れてきていました。

 

 ・本日は第9組担当で、高野碧輝選手だけが

  帯同キャディ(女性)付きで他の選手はセルフ

  プレーでした。

  そして、リモコンは大野倖選手の担当でした。

  最初は高野碧輝選手の帯同キャディさんが

  リモコンを持っていると思い込んでいましたが、

  そうではありませんでした。

 

 ・1ホール目からギャラリーさんたちの動きを

  見て少し気になっていました。

  ローピングがないために自由な場所を歩きます。

  そして次のホールに向かうために

  フェアウェイを横断しなければいけない

  状況になってきます。

  そこで2ホール目を終えたところで、10人

  足らずのギャラリーさんに「カート道を歩く

  ことを基本に」と(とてもていねいに)お願い

  しました。

  そうすれば、

   ①フェアウェイやラフを荒らすことがない。

   ②打球事故の恐れが軽減できる。

   ③次のホールへ向かうためにフェアウェイ

    横断の必要がない。

  ということも付け加えました。

  みなさん快く納得してくれたようです。

  自分もこのコースを歩くのは初めてですし、

  スコアラーですからカート道を歩くと決めて

  いましたから。

 

 ・しばらくして気づきました。

  ギャラリーさんたちがキッチリとカート道を

  歩いて観戦しています。

  ここまで律儀にカート道観戦をしてくれる

  なんて。

  申し訳ないので、ボールの落下地点で

  なければ、ラフ内に入って観戦してもらっても

  構わない旨伝えました。

 

 ・そして。もう一つ気づいたことは、

  ギャラリーさんたちがカートの前を歩かない

  ことです。

  カート事故防止のためにはとても良いこと

  なのですが、選手がリモコン操作を忘れたり、

  カート移動が送れたりすると、ギャラリーさん

  たちも前に進めないということです。

 

 ・自分が良かれと思いギャラリーさんたちに

  伝えたことが、結果的に観戦の邪魔になって

  しまったかもしれません。

 

 ・前半終了間際に、高野碧輝選手の

  帯同キャディさんに提案しました。

  「大野倖選手が持っているリモコンを

  キャディさんが担当してもらっては

  どうでしょうか。高野碧輝選手と相談して

  もらえないでしょうか。」

  大野倖選手がプレーしながらギャラリーさんの

  安全を確保するよりは、キャディさんが

  カート運航する方が好ましいのではないかと

  思ったからです。

  しかし、18ホール終了するまで大野倖選手が

  リモコンを担当していました。

 

 ・さらにもう一つの問題があります。

  誰かがカートのスタートボタンを押してしまう

  ことです。

  実際に10番ホールをスタ-トした直後に

  起こりそうになりました。

  選手立ちのはるか後方で止まったカートの

  スタートボタンをギャラリーが押そうとして

  いたのです。

  それを目撃したのであわてて止めました。

 

 ・カートには3選手のキャディバッグが積まれて

  います。

  ですから、選手または帯同キャディがカートを

  運転(リモコン操作含む)することは問題

  ありません。

  しかし、それ以外の人がカートを動かして

  しまうと「キャディバッグを運搬」したことに

  なり、それはキャディ業務に当たります。

  そのことで、すでに帯同キャディを付けている

  高野碧輝選手には「2キャディ」の規則違反で

  2罰打が加えられます。

   →規則10.3・・・キャディは1人だけ

 

 ・最終日の今日、スコアラーをしながら

  感じたのは、今大会のカート運行事情の

  問題です。

  キャディ不足やボランティア不足という

  状況の中ですが、選手のプレー環境や

  ギャラリーさんの安全確保という観点から、

  カート運行を責任持って行う人の配備が

  必須ではないでしょうか。

 

 ・カート運転専任者以外(選手または

  帯同キャディ)がカート運転することの問題点。

  ①ギャラリーの安全確保を選手に委ねている。

  ②選手がプレーに専念することを阻害している。

  ③ギャラリーの好意で選手にペナルティがつく

   恐れがある。

 

 ・たまたまアテスト会場で出会ったJGTOのK氏に

  上記問題をお話ししました。

  是非改善してほしいと思います。

  カート事故が起こってしまっては遅いですから。

 

 ・そしてリモコンを操作しながらプレーする

  ことに対する選手たちの認識はどうでしょうか。

  「あまり問題意識がない」とか「仕方がない」と

  思っているとしたら、その点の意識改革も

  必要だと感じました。

  JLPGAでは過去にカート事故が何度か発生し、

  その都度ホームペ-ジ上で再発防止対策

  などが公開されてきました。

  JGTOのサイトでは知りうる限りそのような

  記事を見た記憶がありません。

  カート事故が発生していないのか、公開されて

  いないのかはわかりませんが、少なくとも

  今回のような状況ではカート(人身)事故の

  リスクは残り続けると思います。

 

 

※朝食

 

 

 

 

※昼食

 

 

 

 

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<今回のボラシェルパ参加満足度>

  100点満点中、70点。

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《ありたいゴルフボラシェルパ像》

 ●●● ①②③の同時達成を目指す!  ●●●

   ①ギャラリーさんが楽しめる環境づくり。

   ②選手がプレーしやすい環境づくり。

   ③自分を含むボラシェルパが業務を

    楽しめる環境づくり。

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