353-09-04⑤-116 ゴルフボラシェルパメモ

 

◎大会名称:第21回 TSURUYA CUPスポニチジュニアチャレンジ⑤関西12月予選

 

 

 

🔸1.「カーン」

🔸2.あり得ない「穴」2つ

🔸3.ほとんど赤杭

 

◎開催期間:2023(R05).12.25(月)

 

◎大会概要:[主催:スポーツニッポン新聞社]

      [後援:関西ゴルフ連盟

          関西高等学校中学校ゴルフ連盟

          関西ゴルフ練習場連盟]

      [協賛:つるや株式会社]

 

◎ゴルフ場:つるやカントリークラブ西宮北コース

  〒651-1421 兵庫県西宮市山口町上山口2192

  電話:078-903-6677

 

 

 

◎インターネット(放送):なし。

 

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<入場者数>

 単日(12/25(月)):??名-天候:晴時々曇

 合計:??名(前年??名)

 

<本日の成績:フルリーダーズボード>

 単日(12/25(月))

  ・中学男子 ・中学女子

 

 

  ・小学男子 ・小学女子

 

 

  ※ランキングは総合ポイントに反映

   するために、タイの場合は

   「マッチング・スコアカード方式」に

   より順位が決定されています。

 

<中学男子1~3位(スコア)>

 1位:森下雅頌(73(+1))

 2位:堤野洋介(75(+3))

 3位:浦西亮輔(75(+3))

 

<中学女子1~3位(スコア)>

 1位 :長野莉奈(74(+2))

 2位 :後藤あい(75(+3))

 3位 :中西亜維(75(+3))

 

<小学男子1~3位(スコア)>

 1位:矢田賢司(71(-1))

 2位:北本太一(81(+9))

 3位:塚田一惺(82(+10))

<小学女子1~3位(スコア)>

 1位:本村彩歌(73(+1))

 2位:橋川珠空(78(+6))

 3位:高垣友里(81(+9))

 

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<今回のボラ(募集)>

 [ボラ募集窓口]

  ・スポーツニッポン新聞社

 [ボラ運営(主)]

  ・スポーツニッポン新聞社

 

 [ボラ本部(待機場所)]

  ・クラブハウス1階レストラン横

 

 

 

 [募集業務]

  ①カート運転兼スコアラーのみ

 

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  第1日目(単日):12月25日(月)【ボラ参加1日目】

  天候:晴時々曇

 

<本日の業務>

①第21組(新木蘭丸・塚田一惺・徐千翔・本澤章太郎)のカート運転兼スコアラー

 

  新木蘭丸(あらきらんまる)

   IN40+OUT42=82(0→+10 4位)

   大阪府 松原市立恵我小学校6年生

 

  塚田一惺(つかだいっせい)

   IN43+OUT39=82(0→+10 3位)

   和歌山県 岩出市立岩出小学校6年生

 

  徐千翔(じょかずと)

   IN42+OUT45=87(0→+15 10位)

   兵庫県 川西市立明峰小学校6年生

 

  本澤章太郎(ほんざわしょうたろう)

   IN53+OUT47=100(0→+28 17位)

   奈良県 智辯学園奈良カレッジ 小学部4年生

 

 

  ・提出した転記後の記録用紙。

 

 

   IN =07:49〜10:22(所要2時間33分)

   OUT=11:03〜13:45(所要2時間42分)

 

  ・現地到着=07:25

   現地撤収=15:00(7時間35分)

   ボラ本着=15:00

 

 

🔸1.「カーン」

 ・久しぶりに真っ暗な中をゴルフ場に

  向かいます。

  夜明け前は最も気温が下がる時間帯で、

  走行中、車の外温度計は0℃を示して

  いました。

 ・ゴルフ場でもその影響は顕著で、

  練習グリーンは真っ白でした。

  吐く息も白くなる中、子供たちが

  パッティング練習をしていました。

 

 

 

 ・我が21組はINスタートの3組目ですが、

  スタート時刻が4分間遅れました。

  前の組を見ているとグリーン上で

  苦しんでいるようでした。

 ・練習グリーンだけではなくコース内の

  グリーンも真っ白でした。

  打ち下ろしのショートホールでの

  ナイスショット。

  でも「カーン」と音を立ててグリーン奥へ。

 ・徐々にグリーン上の霜が溶けてくるのですが、

  木々の影になっている部分は残って

  しまいます。

  ボールの落下場所によって止まったり、

  跳ねてグリーン外に出たり、

  イレギュラーな状況も発生します。

  スタート時刻の早い遅いで気象条件から

  受ける影響の違いは大きいと思います。

  しかしそれもゴルファーとして受け入れて

  淡々とプレーをしなければいけませんね。

 ・ゴルフ場のある西宮市山口町上山口の

  一日の気温変化です。

 

 

 

 

🔸2.あり得ない「穴」2つ

 ・前半の17番ショートホールでのことです。

  ティショットを終えグリーンに着いた

  子供たちに呼ばれました。

  カップのそばに行ってみると驚く光景が

  ありました。

 ・カップから11時の方向に30cmほど離れた

  場所に深い穴が2つ。

  ボールによるピッチマークではありません。

  ちょうどピンの先端のサイズです。

  誰かがピンの先端で「ドンドン」と2回

  突いたと思われます。

  明らかに人為的に行われた損傷でした。

 

 

 

 ・子供たちからも報告を入れておいてほしい

  との要望がありました。

  自分ももちろんそのつもりでした。

  前の2組にはベテランボランティアが

  ついていますから、もしそのどちらかで

  行われた行為であれば、自主的に申告

  しているとも思いました。

 ・また、同じグリーンの出口に近い場所に

  別の大きなくぼみがありました。

  同じ人物によるものかどうかは

  わかりませんが、こちらも故意によるものと

  思える損傷でした。

  アイアンのソール部分を叩きつけたように

  見えました。

 

 

 

 ・お昼のインターバルでスタッフに写真を

  見せながら状況を説明しました。

  スタッフは、ゴルフ場の支配人に同席

  してもらいこの様子を共有しました。

  穴が凍りついていたこともあり、前日の

  一般プレーヤーの行為かもしれないとの

  判断で、この時点では競技委員長への

  伝達はしていません。

  すぐにグリーンキーパーさんに現地に

  向かってもらうことになりました。

  また、グリーンキーパーさんなら今朝に

  時点でこれらの損傷があったかどうかが

  わかるはずですから、状況によっては

  競技委員長を交える話になるかもしれません。

  その後の結果(昨日or今日つけられた

  損傷?)については聞いていませんが、

  小学生男子20名は全員順位付けされて

  いますから、前の2組の選手によるもの

  ではなく「前日からの損傷」という結果

  だったのではないでしょうか。

 ・小学生男子20名は全員順位付けされて

  いる。とは誰も失格になっていないと

  いう意味です。

 ・一般論としてゴルフ競技を行っている

  選手が今回のような行為をした場合には、

  委員会として当該選手を失格にする権限が

  あります。

  具体的には、ゴルフ規則1(ゲーム、

  プレーヤーの行動、規則)の

  1.2b(行動規範)に記載されています。

  その中で「委員会はこの規範の基準に

  反する重大な非行に対してプレーヤーを

  失格とすることもできる。」とあります。

 

 

 

  では「重大な非行」とはどのような内容

  でしょうか。

  ゴルフ規則のオフィシャルガイドの規則

  1.2詳説(プレーヤーの行動基準)

  1.2a/1(プレーヤーが重大な非行をしたかどうかの決定)

  「重大な非行とみなされる可能性が高い

  プレーヤーの行動の例」として11項目が

  挙げられています。

  その1番目に「パッティンググリーンへ

  深刻な損傷を故意に与える。」とあります。

  まさに今回の事例に一致します。

 

 

 

 ・また、ゴルフ規則のオフィシャルガイド

  ブックには、「委員会の措置」という項目が

  あり、委員会とは何か、委員会の役割や

  具体的に行うことが記載されています。

  その中で5I(行動規範の方針)というものが

  あります。

  ここでは、委員会が競技における行動規範を

  制定していなければ、プレーヤーへの罰を

  課すことが制限されるとあります。

 

 

 

  しかし、「ゲームの精神に反する行動の

  重大な非行」については、行動規範が制定

  されていない大会でもそのプレーヤーを

  失格にできるのです。

  ゴルフのオフィシャルガイドブック5I(5)

 

 

 

 ・ゴルフ規則のオフィシャルガイドでは、

  「非行とみなされる可能性が高い...」との

  ソフトな言い回しですが、今回の事象の

  当事者は間違いなく失格に値すると

  思いますね。

 ・プロ競技でも信じられない行動をする

  選手が話題になることがあります。

  各大会の委員会が毅然とした態度で

  「プレーヤーの失格」を宣言できることを

  望みます。

  日本のゴルフ団体が「ゴルフの精神」を

  どれだけ重要視しているかを示す機会

  でもありますから。

 ・それにしても今回の犯人は誰なんでしょうか。

  グリーンキーパーさんにも気の毒なこと

  です。

  それこそ「ゴルファーとして恥を

  知りなさい!」と言いたいですね。

 

 ※上記「ゴルフ規則」および

  「ゴルフ規則のオフィシャルガイドブック」は、

  JGA2023年版PDFへのリンクです。

  新年度版が発行されるとリンク先PDFが

  削除される恐れがあります。

 

 

🔸3.ほとんど赤杭

 ・今回使用した

  「つるやカントリークラブ西宮北コース」には、

  白いOB杭がほとんどありません。

  コースの両サイドでプレーできないエリアは、

  ほとんどが赤杭のペナルティエリアです。

  また、この大会では多くのホールで

  ドロップエリアを使用してはいけない

  ルールとなっています。

 ・一方で小学生ゴルファーは思い切って

  プレーをしています。

  コースの両サイドや池に入れてしまいます。

  どちらも赤杭のエリアですから、罰打を

  加えて救済措置をしなければいけません。

 ・ジュニア大会で毎回感じることですが、

  救済措置ができない子供たちがとても

  多いです。

  措置を誤ってプレーすれば、誤所からの

  プレーでさらにペナルティがつきますから、

  手続きのツーツを説明します。

  プレーヤー本人が措置に困っている

  場合は、まず最初にその選手のマーカーを

  呼んで一緒に対応させます。

  それでも措置ができない場合にはルールを

  教えます。

 ・ジュニアの大会ではスコアラー

  (ボランティア)が見ていないときには

  プレーしないように周知されていますが、

  今回のように赤杭措置が多いと後続組への

  迷惑にもなりますから、他の選手には

  プレーを続行させました。

  第21組は全選手がドロップ措置

  (有罰・無罰)を行いました。

 ・プレーの遅滞ない進行のためにも

  ジュニアたちのもルールをしっかり

  覚えてほしいものです。

  ほとんどのジュニアがプロゴルファーを

  目指しているわけですから、

  ショット・パットの技術だけで試合に

  臨むのは大きな間違いです。

  でもまだ小学生、せめて自分が陥る恐れの

  高いいくつかのペナルティ措置は覚えて

  試合に臨んでほしいものです。

  ジュニアの周囲の人たちにもそういった

  指導を(さらにさらに)してほしいと

  毎回感じます。

 ・ゴルフ規則(Ⅵ 罰なしの救済 規則15~16)

 ・ゴルフ規則(Ⅶ 罰ありの救済 規則17~19)

 

 ※上記「ゴルフ規則」および

  「ゴルフ規則のオフィシャルガイドブック」は、

  JGA2023年版PDFへのリンクです。

  新年度版が発行されるとリンク先PDFが

  削除される恐れがあります。

 

 

※朝食

 

 

※昼食

 

 

 

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<今回のボラシェルパ参加満足度>

  100点満点中、50点。

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《ありたいゴルフボラシェルパ像》

 ●●● ①②③の同時達成を目指す!  ●●●

   ①ギャラリーさんが楽しめる環境づくり。

   ②選手がプレーしやすい環境づくり。

   ③自分を含むボラシェルパが業務を

    楽しめる環境づくり。

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