6月末。
私は、京都大学に通っている高校時代の友達に会いに行った。
Tも京大生ではある、Tとは、当時一応付き合ってはいたものの、あとはもう別れるだけ、という状況であり、それを告げるのも精神的に苦しかったので、京大に行くことは隠していた。
私は友達と再会を果たし、高校の後輩も交えて3人で食堂に入った。
一応、友達は、私とTのゴタゴタを把握していて、相談にも乗ってくれていた。
「Tと会う可能性が高い食堂と低い食堂、どっちがいい?」
そう聞かれた私は、もし万が一、なんの示し合わせもなくTと会えたらそれはそれで運命だろうな、と考え、可能性が高い食堂を選ぶことにした。
「ルネ」というその食堂は、パフェが名物で、玄米茶も美味しかった。
私たちが食堂でワイワイ喋っていると、
なんと、Tが横を見事に通り過ぎた。
おいおいおいおい。
まさか本当に出会うとは。
私は焦りすぎて爆笑してしまっていたが、私の後方の席に一人で座ったTの、さっきまでは付いていなかったシャツの汗のあとをみると、彼もかなり動揺しているようだった。
友達は、私に、せっかくの機会なので話し合って来るように勧めてくれた。しかし私は乗り気ではない。
しかし友達はしっかりTと交渉して、話し合いの場に持って行ってくれた。
さて。
別れるか別れないかの結論はきちんと出るのか。
私たちの運命やいかに。
次回へ続く