以前に記載したブログで税金の納付をクレジットカードでしたほうがいい場合について記載させていただきました。

 

 その中でマリオットボンヴォイアメックスカードについて少し触れましたが、今回はマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード(以下、「マリオットプレミアムカード」といいます)で貯まったポイントの具体的な活用事例についてご紹介させていただきます。


 マリオットプレミアムカードは、高い還元率でマイルに交換できたり、マリオットグループのホテルに好待遇で宿泊できるとして、旅行好きな方に人気の個人向けのクレジットカードです。

 

 個人向けのカードであるので、基本的には事業経費の支払いにはあまり使用しない方がいいかと思います。

 

 しかし、個人の所得税や生活上の支払いなどだけでも、活用方法によっては十分に恩恵を受けることができます。

 

 実際は、個人事業主の方が事業経費の支払いに充てている場合も多いように思いますが。


 事業経費の支払いがないとしても、どれだけの恩恵があるのでしょうか。

 

 例えば所得税の支払いに年間300万円、生活上の支払いに年間600万円をマリオットプレミアムカードで決済した場合、225,000マリオットポイントがたまります(税金や光熱費などの一定の支払いの還元率は1.5%、それ以外は基本的に3%です)。

 

 このマリオットポイントを利用して、リッツカールトンやシェラトンなどのホテルに宿泊できてしまいます。

 

 利用ポイント数の一例上げると、令和6年1月に宿泊するとして


ザ・リッツカールトン東京 82,000~109,000ポイント
シェラトン沖縄サンマリーナリゾート 58,000~77,000ポイント
ウェスティン都ホテル京都 48,000~58,000ポイント
フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波 15,500~25,000ポイント


などとなっています。

 

 オフシーズンやハイシーズンの宿泊などにより、同じホテルでもポイント必要額が変わってきますので詳しくはマリオットボンヴォイの予約サイトでご確認ください。

 

 また年間150万円以上カード決済をすれば、マリオットプレミアムカードの特典として、50,000ポイント以内のホテルにも無料宿泊できます。

 

 さらに年間400万円以上の決済があれば、最大16時までのレイトチェックアウトやラウンジの利用、無料朝食のサービス、スイートルームまでの無料アップグレードもしてもらえる可能性があります。

 

 基本的にマリオットポイント3ポイントにつき、1マイルに交換することもできるので、貯まったポイントを往復の交通費に充てることもできます。

 

 普段は診療で休みがとれない院長先生も、旅行の際は当該ポイントを利用して、実質無料で満足のいく滞在ができるのではないでしょうか。


 なお、カード年会費は49,500円しますが、私的な支払いでカードを利用しているのであれば経費計上はできません。

 

 また、令和6年1月1日より税金を支払った場合の、ポイントを得られる上限は300万円までとなってしまいました。

 

 年間300万円を超えて納税をされる場合は、超える分は他のクレジットカードでの支払いをおすすめします。

 

 クレジットカードでの納税は同一のカードで決済する必要はないので、例えば所得税の納税が年間600万円であれば、300万円はマリオットプレミアムカード、残りの300万円はポイント還元率のよい他のカードを使うことも可能です。