こんにちは。和久田ミカです。

セッションの感想を紹介します。（掲載許可をいただいています）

今回は、セラピー多めのセッションです。

セラピーを受けるのは初めてでした。

カウンセリングやセラピーを受けたいと思うことはあっても、自分なんかが受けて良いのか？とか、

もしセッション中に自分の忘れたいと思っていた記憶が蘇ったり、辛い気持ちが思い出されたり

・・・したらどうしようという不安がありました。

実際に受けてみて怖がる必要はないのだとわかりました。

セラピーは、自分の再発見、普段意識に上らなかった自分を見つけることができる、そんな体験でした。

こんな自分も私の中にいたよね、という発見は興味深くもありました。

申し込んだときに具体的に相談したいことがあったわけではなかったのに、自分の中の深いところ、新たな発見にたどり着けたのはセラピスト（ミカさん）が誘導してくれたからです。

ワークをしながら、会話をしながら、私のことを観察し、

「こんなときはどう思う？」
「ではこんな場合は？」

と質問をしてくれました。

後から思うと、私の超自我やエスに対して語りかけていたのかな？と想像します。

そんな中で、ふとした私の動作や表情を見逃さず、

「今、見えてるものは？」
「何が聞こえる？」

と聞いてくれました。

聞こえる？と言われて、・・・かすかに男の人の声、でも大人じゃない・・・幼い声。

そこから幼い兄が幼い私に向かって投げつけるキツイ言葉が蘇ってきました。

記憶から消えていたわけではなく、物心ついてからは当たりのキツイ兄を私も避けるようにして、実家を出てからは接点を持たないようにしていたのですが、

年月が過ぎ、私も人の子の親になってから再会できた兄はとても穏やかで、それからは良い関係が築けていたため兄に対する負の感情を思い出すことがなくなっていました。

戸惑いに対してミカさんが

「今のお兄さんは関係なく、幼い時のお兄さんが幼いあたなに言ったこと」

というようなことを言ってくれて、ああだから幼い私があの時の兄に、あの時できなかった反論／反撃できて気持ちがすっきりしてるのは悪くないのだ、と思えました（今の兄に文句を言っているのとは違う）。

セラピー後日、幼少期のことを色々と思い出していました。

あんなことがあった、こんなこともあった、と情景は浮かぶのに感情がセッション中に体感したようには湧き上がってきませんでした。

映像を巻き戻して見ているだけのようなのです。

記憶に残っていることと、その時の感情が戻ることは別なのかもしれないと思ったのと、ミカさんから

「セラピーは自分でもできますよ」

と言っていただきましたが、もし感情が湧き上がってきたとして、受け止め、さらにその奥の意識までたどり着くのは容易ではないなとも思いました。

セッションという場で、セラピストが伴走してくれるからこそ安心してできた体験なのだろうと感じています。

それでももし日常で突然に負の感情に支配されそうになったら、頂いたアドバイスをもとに現実を認識して自分を取り戻すことはできそうです。

今回、ミカさんがセラピーの敷居を低くしてくださっておかげで体で感じていることに目を向ける術を体感できました。

またセッション中の私の様子をミカさんから見てどう感じたかフィードバックして頂くという貴重な経験もできました。ありがとうございました。